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ウォーターポンプの交換はプロに任せないとダメ!車が壊れるかも!?

車に長年乗っていると、ウォーターポンプを交換しなければいけない時期がやってきます。

特に走行距離が10万キロ前後になった方は、ウォーターポンプの寿命が近づいているため注意が必要です。

そう多くの距離を走っていない方も、冷却水が漏れ出していたり、ウォーターポンプの重要なパーツであるシャフトベアリングが破損していたりする場合はウォーターポンプを交換する必要があります。

ウォーターポンプを交換するとなると、「多くの費用がかかるのではないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

中には費用を少しでも抑えるために、プロに頼まず自分自身で交換を行おうと考えている方もいるでしょう。

そこで当記事では、ウォーターポンプの交換を自分で行っても良いのか否かについてや、ウォーターポンプの交換を自分で行う場合のやり方などについて解説します。

また、交換を自分で行った際と業者に行ってもらった際それぞれの費用や時間、おすすめ度の比較も行います。

ウォーターポンプを交換しようと思っている方は、ぜひお読みください。

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目次

ウォーターポンプの故障で起こる症状

ウォーターポンプとは、エンジンを適切な温度に冷やすために冷却水を循環させている装置のことです。

ウォーターポンプが壊れると、エンジンの温度が適切に保たれなくなってどんどん熱くなっていき、やがてエンジンのオーバーヒートが起こってしまいます。

オーバーヒートが起こると、エンジンが効かなくなって車が走れなくなったり、エンジンが燃えたりするリスクがあります。

結果、大きな事故を招いたり、修理が困難なレベルの故障を引き起こしたりすることもあります。

まず、ウォーターポンプが故障すると一体どのような症状が起こるのかを紹介していきます。

エンジンの下に冷却水が漏れる

エンジンルームの真下に緑や赤、青など色のついた液体が漏れていた場合、それはエンジン周りで不具合が起こっている証拠です。

車種によって違いますが、派手な色で着色されていることにより異常に気づきやすくされています。


日産、ホンダ、スバル、三菱、ベンツ、BMW

ピンク
トヨタ、ダイハツ、アウディ、ホルクスワーゲン


マツダ

エンジンの周りに白い塊が付着する

冷却水は乾燥すると白く固まるようになっています。

エンジンの周囲に白い塊のようなものが見られた場合は冷却水が漏れている可能性があります。

冷却水の減るスピードが異常に速くなる

冷却水は蒸発によって少しずつ量が減るものですが、2〜3週間で大幅に量が減ることがあれば要注意です。

乗車中に甘い香りがしてくる

ドライバーが異常に気付きやすいように、冷却水には甘い香りがつけられています。

乗車中やアイドリング中にエンジンルームの方から綿あめのような香りがしたときはウォーターポンプに不具合が起きている可能性があるでしょう。

ウォーターポンプの交換はプロに任せよう

ここまでは、冷却水が漏れたときにおこる症状について紹介してきました。

続いて修理、交換に関してご紹介していきます。

車に詳しくない人がウォーターポンプの交換を自分で行おうとすると、大きな故障につながる可能性があります。

ウォーターポンプの交換は自分で行わず、プロに依頼することを強くおすすめします。

費用面で見ても業者にやってもらう方が◎

ウォーターポンプの交換はプロに任せた方が良いとはいえ、「プロに頼んだ場合、お金や時間はどのくらいかかるのか」という疑問が湧いている方も多いでしょう。

そこで以下では、ウォーターポンプの交換を自分で行うケースと業者にやってもらうケースそれぞれを、さまざまな観点から比較しました。

それぞれで発生する費用やかかる時間、おすすめ度は以下の表のとおりです。

プロに頼む
かかる費用:10,000〜20,000円程度(車種によっては70,000円ほど)
かかる時間:およそ30分~2時間弱
おすすめ度:◎

自分で行う
かかる費用:10,000〜20,000円程度
かかる時間:1時間〜(行う人の技量による)
おすすめ度:△(知識があれば◯)

ウォーターポンプの交換は、知識がなければ自分で行うことはほぼ不可能だと言えます。

「プロに依頼すると、多くの出費が発生するのではないか」と思っている方もいるかもしれません。

しかし実際のところ、かかる費用はプロに頼んでも自分で行っても大して変わりありません。

作業してもらう上での工賃とパーツそのものの値段を足し合わせても、かかる費用は10,000〜20,000円ほどとなります。

ウォーターポンプ以外の不具合も見つかると高額に

ただし、ウォーターポンプの交換の際に他の箇所に不具合が見つかった場合、その場所の修理も行うため、結果的にはプロに依頼した方が高くなるというケースもあります。

ウォーターポンプの交換時期は、10万キロを超えたあたりが目安です。

10万キロという長い間走ってきた車の場合、多くのパーツに不具合が出ている可能性も高いでしょう。

他の箇所が修理だけで済めば、追加費用は数千円以内で収まる可能性もあります。

しかしパーツの交換が必要となる場合、数万円や数十万円という大きな出費が発生する可能性もゼロではありません。

車のパーツには高額なものもある上に、パーツ交換となるとパーツ代だけでなく、作業することで発生する工賃までもが追加で必要となるためです。

特にエンジンを回転させる上で役立っている「タイミングベルト」というパーツの交換が必要な場合、10万円を超えてしまうこともあります。

修理を終えた後に思わぬ金額を請求されて動揺することがないよう、しっかりと見積もりを行ってもらうことをおすすめします。

ウォーターポンプ交換の際に一緒に修理することを勧められがちなものは、以下の通りです。

■冷却水
エンジンをオーバーヒートさせないために温度を保つための液体。

■エンジンオイル
エンジンの中を循環しており、車を動作させるためにさまざまな役割を果たしているオイル。

■パワーステアリングベルト
エンジンの回転をオイルポンプ(エンジンオイルを循環させるポンプ)に伝達しているベルトのこと。

■ファンベルト
エンジンの起動に役立つ「オルタネーター」や、エンジンの冷却に役立つ「ウォーターポンプ」などを動作させるベルト。

■ベアリング
車の重みを支え、車輪を回すという役割を持ったパーツ。

■タイミングベルト
ゴムでできたエンジン関連の部品のひとつ。

上記の故障は事故を招くことになるため、必ず修理するようにしてください。

タイミングベルトの交換を進められがちな理由は2つ

上記の表の中でも、前述したタイミングベルトは、ウォーターポンプと同時期に交換することが特によく推奨されやすいパーツです。

ウォーターポンプを交換する際には、タイミングベルトを取り外す必要があるためです。

タイミングベルトを交換するのには繊細な作業が必要となるため、ウォーターポンプを替えるついでに交換することが推奨されています。

また、もうひとつの理由として、タイミングベルトの寿命とウォーターポンプの寿命が近いことがあげられます。

タイミングベルトとウォーターポンプは、どちらも走行距離10万キロを超えたあたりで寿命が来るとされています。

いずれも同程度のスパンで壊れるため、同じタイミングで交換しておくことで二度手間になるのを防ぐことができます。

タイミングベルトの交換費用が高すぎる!?相場や交換時期について解説

プロに勧められたタイミングで修理しておこう

ウォーターポンプを交換した際に他のパーツの修理を勧められた場合は、迷わず修理してもらうようにしましょう。

修理を行わないことで深刻な事故を引き起こしたり、修理が困難な故障につながったりする可能性もあるためです。

中には、追加費用がかかることを惜しんで修理を拒否する方もいるかもしれません。

しかしウォーターポンプの交換と同じタイミングで他のパーツを修理するのは、経済面から考えてもお得だと言えます。

というのも、ウォーターポンプを交換した際にいっぺんに修理を行わないと、二度手間になってお金も二回かかることになるためです。

ウォーターポンプの交換を行う場合、エンジンルームを開くことになります。こちらのエンジンを開くという作業は、プロでも大きな手間を要します。

手間と共に時間も多くかかることから、エンジンに関する修理・交換には高い工賃が発生します。

そしてウォーターポンプの交換時に他のパーツの修理を行わなかった場合、そのパーツの修理は後日行うことになります。

後日そのパーツの修理をする際、再びエンジンを開かねばならないため、結果的に2回分の工賃が発生することになります。

いっぺんに行えば1回分の工賃で済むため、お金の面で見ても1回で済ませた方が得だと言えるのです。

車のプロであるスタッフが修理を勧めてきたということは、そのパーツは既に危険な状態にあるということです。

その状態で放置しても状況が改善されることはほとんどなく、多くの場合は不具合が悪化していく一方となります。

修理を先延ばしにしてもメリットは得られないため、必ずプロに勧められたタイミングで修理を行うようにしましょう。

ウォーターポンプを自分で交換するリスク

重要な役割を果たしているウォーターポンプを誤った方法で交換してしまうと、機能がうまく果たせず、車の故障や大事故を引き起こす可能性があります。

ウォーターポンプと他のパーツだけであれば、前述の通りプロに頼んでも数万円で修理・交換できるケースがほとんどです。

しかしウォーターポンプの交換に不備があってエンジンが壊れた場合、ウォーターポンプ等の交換・修理とは比べ物にならないような出費が発生するケースもあります。

修理ができないほどまで壊れた場合、エンジンの載せ替えを行う必要が出てくるため、一番高くて100万円を超える多額の出費が発生する場合もあります。

交換方法自体は、インターネット上でも調べることができます。しかし方法を見ながら行ったとしても、素人の方の場合、正しく行うのは困難です。

車の中身は複雑な構造になっているため、手順を見て行ってもミスをする可能性が高いでしょう。

ウォーターポンプの交換は、整備工場やディーラーに依頼できます。

プロに依頼する場合は工賃が追加でかかることになりますが、安全性と確実性が大きく高まることを考えれば、依頼した方が圧倒的に得だと言えます。

ウォーターポンプの交換を自分で行う場合のやり方

ウォーターポンプの交換を自分で行うデメリットやリスクについても理解した上で、「どうしても自分で行いたい」という方は、以下の手順に沿って交換を行うようにしてください。

繰り返しになりますが、車の構造に詳しくない方が交換を行おうとすると、重大な故障につながるリスクがあります。

ウォーターポンプの交換は、車に詳しい方のみ自分で行いましょう。

車に詳しくない方の場合、以下は参考程度とし、実際の交換は安心感の高いディーラーや整備工場に依頼するようにしてください。

【1】ウォーターポンプの中の冷却水を抜く
まずはラジエーターの下にあるドレンボルトを外して、ウォーターポンプ内部の冷却水を抜き取ります。

【2】ラジエーターを外す
次に、ラジエーターを外します。

ラジエーターは繊細な機械ですので、外したらすぐに安全な場所へ移動させましょう。

ラジエーターに取り付けられた冷却フィンにダメージを与えないよう、慎重に運んでください。

【3】タイミングベルトを外す
次に、タイミングベルトを取り外します。

【4】ウォーターポンプの交換
ウォーターポンプの交換を行います。

【5】元に戻す
交換が完了したら、それぞれの部品を元に戻していきましょう。

タイミングベルトを締める際は、強く締めすぎないように注意してください。

締める力が強いと、ウォーターポンプが劣化しやすくなるリスクがあるためです。

最初は緩めにしておき、後から細かい調整を行う形で締めることをおすすめします。

【6】冷却水タンクの清掃
冷却水タンクと経路を、水で掃除してください。

【7】冷却水の補充
規定量の冷却水を、タンクの中に補充します。補充の際、冷却水の流路に空気が入り込んでいるため、しっかりとエア抜きを行うようにしましょう。

エア抜きを怠ったり不十分だったりすると、ウォーターポンプの交換を行った直後に水漏れが発生するケースもあります。

二度手間とならないよう、厳重に行ってください。

上記では省略していますが、ホースを着脱したりボルトを外したりするような細かい交換作業も合間合間で行うことになります。

まとめ

最後に内容をおさらいします。

ウォーターポンプの交換は、車に詳しい人でない限り自分で行わずプロに依頼するようにしましょう。

自分で行っても業者が行っても、かかる費用がそこまで大きく変わりません

プロに頼む
かかる費用:10,000〜20,000円程度(車種によっては70,000円ほど)
かかる時間:およそ30分~2時間弱
おすすめ度:◎

自分で行う
かかる費用:10,000〜20,000円程度
かかる時間:1時間〜(行う人の技量による)
おすすめ度:△(知識があれば◯)

ウォーターポンプはエンジンのオーバーヒートを防ぐ重要な部品であるため、早急に対応することが大切です。

なお、ウォーターポンプの交換に際して他のパーツの不具合が見つかった場合、そのパーツの修理代によって追加費用が発生する可能性もあります。

たとえば、エンジンを回転させる上で重要な役割の「タイミングベルト」というパーツの交換が必要な場合、10万円を超えてしまうこともあります。

そのような場合は、故障している車を売って買い替えるというのも1つの手です。

売却先としては、下記の3つの候補があります。

  • ディーラー
  • 中古車買取店
  • 事故車買取店

もし、重度な不具合がある故障車や事故車を売るなら、事故車買取業者がおすすめです。

事故車買取業者に売れば、販路の兼ね合い上中古買取業者では買取が期待できない車であっても、値段をつけてもらえる可能性が高まるためです。

当社は年間9万8千台以上の事故車買取実績を誇り、他社より高額で買取できる独自のノウハウや120か国以上の販売先ネットワークを持っています。

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故障車や事故車を修理せず手放したいと思った方は、ぜひ当社にご相談ください。

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