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車の走行距離の限界は20万Km?車の寿命や乗りつぶすべきかを決める判断基準

「走行距離が20万キロ以上になったけど、故障しないかな?」
「車を買い替えるべきなのかな?乗り続けても良いのかな?」

このような疑問をお持ちではありませんか。

結論から言うと、走行距離の20万km以上でも、メンテナンス次第でまだ走ることができます。

そこで今回は、

  • 車の走行距離の限界
  • 車の寿命を伸ばすメンテナンス方法
  • 買い替えるべきタイミング

を解説します。

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目次

車の走行距離の限界距離は〇Km?

走行距離の限界は何キロなんでしょうか?

車の走行距離の目安でよく言われるのが10万kmです。

というのも、昔は10万キロ走ればタイミングベルトをはじめ、さまざまなパーツの交換が必要で消耗部品の交換費用が高くなっていました。

1年に1万キロ走ると考えると、10年で10万キロになります。

そのため、車は10年10万キロで買い替えと言われてきました。

ただし今は車の性能や部品の耐久性も上がっていることで、それ以上の走行が可能になっています。

定期的なメンテナンスを行えば、30万~40万キロは走る車もあります。

また道路状況も過去と比べるとよくなっているため、車寿命は伸びています。

自動車検査登録情報協会の調査によると、実際車両の平均使用年数は下記のように伸びています。

平均使用年数

車種 平均使用年数(2000年) 平均使用年数(2021年)
小型車 10.22年 13.87年
普通自動車 7.92 年 13.87年

メンテナンスさえしっかり行えば、10年以上10万キロ乗り続けることも実は一般的なのです。

ですので、過去のイメージで10万キロで買い替えるという考えは、今となってはもう古い考えになります。

車の使用年数に関して詳しく説明している車の寿命20年はウソ?長持ちさせるコツや乗り換え時期の目安という記事もぜひ併せてご参照ください。

車の寿命を延ばす5つのポイント

車の寿命を延ばすには、車の心臓部であるエンジンやエンジン周りの周辺部品のメンテナンスを行うことが大事です。

エンジンの定期的な点検を行い、エンジンに負荷がかからない走行をすることが重要となります。

その上で、5つのポイントを押さえることが大事です。

  • エンジンオイル・デフオイルの交換
  • オイルフィルターの点検
  • 定期的なタイヤの空気圧チェック
  • 暖気運転を心がける
  • 急発進・急ブレーキを避ける

それでは一つづつみていきましょう。

エンジンオイル・デフオイルの交換

まず1つ目が、エンジンオイル・デフオイルの交換をすることです。

エンジンオイルは、走行の要であるエンジンを正常に機能させるために必須です。

エンジンオイルがドロドロの状態になる前に、定期的な交換、メンテナンスを行いましょう。

メンテの期間は、3ヶ月〜半年、走行距離で5千〜1万キロが目安になります。

また普段からカーブ走行が多い方は、デフオイルを交換することも重要です。

デフオイルは、カーブ走行時に滑らかに走行するために調整する、デフレンシャルギアを円滑に機能させるために必要なオイルです。

目安として、期間で言うと2年、走行距離では5万キロを目標とすると良いでしょう。

カーブ走行が多い場合には、早めに交換点検をすることをおすすめします。

オイルフィルターの点検

2つ目は、オイルフィルターの点検を行なってください。

オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれるスラッジ(エンジン内部に溜まった燃えかす)を濾過するための大事な部品です。

これが汚れてしまうと、エンジンに不純物がたまり故障につながるからです。

交換のタイミングは、エンジンオイルと同時に行うことがおすすめです。

こちらは走行状況によって、頻度を高くすることも大事になってきます。

例えば下記走行が多い場合は、注意しましょう。

  • 30km/hの低速走行が多い場合
  • 凸凹道や山道をのぼり下りする場合
  • 20,000km/年以上走行する場合

エンジンオイルとセットで、オイルフィルターも点検するようにしましょう。

定期的なタイヤの空気圧チェック

3つ目は、定期的にタイヤの空気圧をチェックすることです。

空気圧が低下し地面との接地面が増えることで、車を動かす際により大きな負荷がタイヤにかかるからです。

結果的にタイヤと地面の摩擦が大きくなり、エンジンへの負担も大きくなります。

定期的にタイヤの空気圧は、確認するようにしましょう。

暖気運転を心がける

4つ目は、暖気運転を心がけることです。
暖気運転とは、いわゆるアイドリングのことで、エンジンを回しながら待機することです。

これによってエンジンの負荷を軽減することができます。

仮に冷却水の水温が低い状態で、急発進をするとエンジンに悪影響を及ぼします。

暖気運転でエンジンをかけ続けることで、温度を安定させエンジン負荷を軽減することができます。

急発進・急ブレーキを避ける

最後は、急発進・急ブレーキを避けて、エンジンに負荷のかからない走行をすることが重要です。

急発進はエンジンに負荷がかかり、急ブレーキはブレーキディスクに大きな負担を与えます。

当然消耗が激しいほど劣化が進んでいきます。

車の寿命を伸ばすために、信号待ちからの急発進や、一つ先の信号を見て余裕を持って停車するなど、余裕を持って走行することが大事です。

車を乗りつぶすか買い替えるかを決める判断基準

車を乗りつぶすか買い替えるかを決める3つの判断基準を説明していきます。

判断基準を理解して明確にしておくことで、迷うことなく車を乗りつぶすか、買い替えるかの判断ができるでしょう。

  • 車の税金をいくら払う必要があるか
  • 修理・交換費用はどれくらいかかるのか
  • 車に愛着があるか

それではそれぞれ見ていきましょう。

車の税金をいくら払う必要があるか?

自動車の新規登録から一定の年数が経過すると、自動車税、自動車重量税が上がります。

税金が上がることで、車を手放すケースかどうかの判断基準になります。

その上で、所有している車の税金がどのくらい上がるのかを理解しておくことが大事です。

自動車税は、車の新規登録から13年が経つと増税になります。

新規登録とは、新車を買ってからの年数になります。
※ディーゼル車は11年となっています。

例えば中古車の場合は、前オーナーが所有していた年数も考慮されますので、旧オーナーが6年持っていた車であれば、購入してから7年経過した時点で増税になります。

実際どのくらい上がるのでしょうか。次にみていきましょう。

自動車税は、普通自動車は約15%軽自動車については約20%増税されます。

自動車排気量に応じて金額が異なりますので、下記の表をチェックしてみてください。

総排気量  ~13年 13年以降
660CC以下(軽自動車) 10,800円 12,900円
1,000cc〜1,500cc以下 34,500円 39,600円
1,500cc〜2,000cc以下 39,500円 45,400円
2,000cc〜2,500cc以下 45,000円 51,700円
2,500cc〜3,000cc以下 51,000円 58,600円
3,000cc〜3,500cc以下 58,000円 66,700円

また自動車重量税も増税になります。こちらは13年と18年が経過した時点です。

重量 ~13年 13年経過 18年経過
軽自動車 8,200円 8,800円 8,800円
0.5t~ 8,200円 11,400円 12,600円
〜1t 16,400円 22,800円 25,200円
〜1.5t 24,600円 34,200円 37,800円
〜2.0t 32,800円 45,600円 50,400円
〜2.5 41,000円 57,000円 63,000円
〜3.0t 49,200円 68,400円 75,600円

※重量は車検証の車両重量項目の数値です。車両総重量ではございません。

修理・交換費用はどれくらいかかるか?

修理・交換費用がどれくらいかかるか、理解できていることが大事です。

エンジンやタイミングベルトなど修理交換する費用と、車を買い替える費用でどちらがコストパフォーマンスが良いかを考えてみましょう。

例えばエンジンの修理で、オーバーホールが必要な場合は費用が大きくかかります。

オーバーホールとは、エンジンを一度分解して洗浄点検を行い、再度エンジンを組み直すことです。

症状がひどい時にはオーバーホールを行う必要があり、費用の目安20〜100万程度かかります。

修理する内容にもよりますが、修理・交換費用と買い替える費用を比べて、判断することが大事です。

車に愛着があるか?

車に愛着があるかどうかも、乗り続けるのか廃車にするかの大事な判断基準です。

愛着がある車ほど、そうは簡単に廃車に出せないでしょう。

移動手段でもありますが、愛車を持つことは、生活の一部を楽しむものだからです。

修理をしてでも乗り続けたいと思うならば、乗りつぶす選択もあるでしょう。

ただし定期的なメンテナンスを行わないと、先述していますが部品は時間と共に劣化していきますので、注意しましょう。

多走行高車の売却は廃車買取業者がおすすめ

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