- エンジンがかかりづらい…
- 車から異臭や異音がする…
- 車が動かなくなった…
上記のようにいつもと車の調子が違うと、「走行して大丈夫なのか」「原因はなんだろうか」と不安になりますよね。
車が故障する際には、さまざまな兆候が表れます。
実は、どのパーツが不具合を起こしているのかは症状から簡単に特定が可能です。
今回は、音や臭い、振動といった具体的な症状に合わせて故障の原因を解説。また、故障しやすい車の部位ランキングもご紹介します。
自分の状況と照らし合わせることで、故障の原因がわかり対処法が明確になるはずです。
さらに、以下の内容についても解説します。
- 修理費用を安くする方法
- 車両保険を使えるケース
- メンテナンスで故障を予防する方法
車が故障したかも?と不安な方は、ぜひ参考にしてください。
故障した車の3つの症状とその原因
車に以下のような症状が現れた場合、故障している可能性が高いと言えるでしょう。
- 車からの異音がする
- 車から異臭がする
- 運転中に違和感がある
それぞれの詳細について、順に解説していきます。
車から異音がする
車から聞き慣れない音がした場合は、車のどこかに不具合がある可能性が高いです。
以下の表を参考に、具体的な異音の種類からどのパーツが故障しているかを判別しましょう。
異音の種類 | 原因 |
---|---|
ゴトゴト・ガタガタ (タイヤ周辺から) |
タイヤのパンク |
カチカチ (キーを回す時、スタートスイッチを押した時) |
バッテリー上がり |
キュルキュル | ベルトの緩み・滑りの悪化・劣化 |
ゴロゴロ・ゴーゴー | ギアやベアリング(※1)の破損 |
ガラガラ・ゴロゴロ | エンジンオイル(※2)の不足 |
金属音(カリカリ) | 初期のオーバーヒート |
金属音 (カンカン・キンキン) |
末期のオーバーヒート |
バラバラ | マフラーの腐食・破損 |
キーキー | ブレーキパッド(※3)の摩耗 |
※1 ベアリング:車の重みを支えたり、車輪を回したりするパーツ
※2 エンジンオイル:エンジン内を循環するオイル
※3 ブレーキパッド:ブレーキが踏まれた際に円盤型のパーツを挟んで停車させるパーツ
上記に聞き覚えのある音があった場合は、故障を疑いましょう。
異音については以下の2つの記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「アクセルを踏むと異音!故障の原因を5つのタイプ別に徹底解説」
「足回りの異音の正体はコイツ!9種のパターンでわかる原因と修理費用」
車から変な臭いがする
車から嗅ぎ慣れない臭いがした場合、臭いの種類によってどこに故障があるかを突き止められます。
車で感じることの多い異臭とその原因については、以下の表を参考にしてみてください。
異臭の種類 | 原因 |
甘い臭い | 冷却水(※4)のタンク・ホースの損傷 |
ゴムの臭い | タイヤの問題(溶け出しているなど) |
ガスの臭い・焦げ臭い | マフラー・マフラーをつなぐパイプの破損(穴や亀裂) |
金属の臭い | クラッチディスク(※5)の問題 |
焼けたビニールの臭い | ビニール製の配線の異常 |
酢酸の臭い | オルタネーターの故障(※6) |
生臭い | エアコンフィルターの汚れ(ホコリの蓄積) |
※4 冷却水:エンジンをオーバーヒートさせないように温度を保つ液体
※5 クラッチディスク:エンジンの動力を伝達する摩擦板
※6 オルタネーター:エンジンの起動をサポートするパーツ
車で妙な臭いを感じた際は、どのような臭いなのかを注意深く観察してみましょう。
上記の通り「生臭い」と感じた場合はエアコンフィルターに原因がある可能性が高いため、ぜひ以下の記事も併せてご参照ください。
「【症状別】車のエアコン故障の原因を解説!修理費用も一瞬でわかる」
運転中に振動や違和感がある
運転中に揺れや違和感がある場合も、症状によって車のどこに問題があるかを特定できます。
振動などの症状とその原因については、以下の通りです。
症状 | 原因 |
ATの変速ショックが大きい | ATフルード(※7)の不足・劣化 |
ハンドルを切るときに手応えを感じる | ステアリング機構(※8)のギヤ・ベアリングの破損 |
ある速度で走ったときだけ車が揺れる | ホイールアライメント(※9)の狂い |
ある速度で走ったときだけハンドルが震える | ホイールバランス(※10)の狂い サスペンション(※11)の不具合 |
※7 ATフルード:ATの動作をなめらかにするための油
※8 ステアリング機構:自動車の前輪の角度を変更する仕組み
※9 ホイールアライメント:車を真っ直ぐ走らせるための仕様
※10 ホイールバランス:タイヤの質量の釣り合い
※11 サスペンション:車体の底とタイヤを結びつけているパーツ
運転中に違和感があるときは、ぜひ参考にしてみてください。
エンジンに違和感がある
エンジンがつかなかったり、変な振動をしたりすると不安になりますよね。
エンジンの故障について紹介していきます。
症状 | 原因 |
エンジンがかからない |
|
エンジンが震える・普段感じない振動がする |
|
エアコンが効かない |
|
※12 混合気:エンジンに取り込まれる空気とガソリンが混ざりあったもの
※13 シリンダー:エンジン内の筒状の燃料室。
エンジンがかからない場合や振動する場合は上記の原因が考えられます。
自分では直せないことも多いので、整備工場などに修理を頼みましょう。
故障しやすい車の部位ランキングTOP10
症状から原因がわかりにくい場合、故障しやすい部位を順番にチェックしてみるという方法もあります。
以下では国土交通省が発表している「令和3年度路上故障の実態調査結果」をもとに、故障しやすい車の部位をランキング形式でご紹介します。
一般道路における故障部位別発生件数の割合
順位 | 部位 | 発生率 | 主な故障状況 |
1 | タイヤ | 32.1% | ・パンク、バースト ・空気圧不足 |
2 | バッテリー | 29.7% | ・過放電 ・破損、劣化 ・端子部接続不良 ・液不足 |
3 | オルタネータ | 4.9% | ・ブラシ不良 ・レギュレータ不良 ・ダイオード不良 ・コイル断線 |
4 | 冷却水 | 1.8% | ・不足、水漏れ ・汚れ ・凍結 |
5 | クラッチ | 1.3% | ・すべり ・オイル漏れ ・ワイヤ(リンク)不良 ・切れ不良 |
6 | トランスミッション(A/T)(※12) | 1.2% | ・ギヤ操作不能 ・オイル漏れ・不足 ・異音 |
7 | スタータ(※13) | 1.0% | ・リレー不良 ・端子部接続不良 ・かみ合い不良 ・イグニッションスイッチ不良 |
8 | 潤滑油 | 1.0% | ・オイル不良 ・オイルパンからの漏れ |
9 | ファンベルト(※14) | 0.7% | |
10 | ラジエータファン(※15) | 0.6% | |
その他 | 25.8% |
※12 トランスミッション:効率のよい走行を実現するためのパーツ
※13 スタータ:遠隔操作で車のエンジンを始動・停止するパーツ
※14 ファンベルト:オルタネーターやウォーターポンプなどを動かすベルト
※15 ラジエータファン:停車時にエンジンを放熱するファン
車の故障の6割以上はタイヤとバッテリーが占めています。
もし、故障の疑いがある場合は特にタイヤとバッテリーを真っ先に疑ってみるのが良いでしょう。
故障しやすい車のタイプ
故障しやすい車の特徴は以下の通りになります。
- 古い車
- 走行距離が古い車
- 事故車・水没車
- メンテナンスされていない車
- 悪路を走る車
- 無理な運転で負担がかかっている車
特に古い車や走行距離が長い車は故障しやすいです。
年式が古い車や普段長距離を走行する車は定期的なメンテナンスを心がけましょう。
急発進や急ブレーキといった乱暴な運転も車の負担になります。
車を故障させないためにも安全運転を心がけましょう。
故障しやすい部位の修理費用一覧
故障の原因がわかったら、次に気になるのが修理費用。
以下の表は、故障しやすい部位の修理費用の一覧です。あくまで目安の金額ですが、参考にしてみてください。
部位 | 修理費用 |
タイヤ | 1,500〜5,000円 |
バッテリー | 5,000~4万3,500円 |
オルタネータ | 5~10万円 |
冷却水 | 1,000〜4,000円 |
クラッチ | 5〜20万円 |
トランスミッション(A/T) | ATF交換(※16):5,000〜3万円 オーバーホール(※17):20万円前後 新品へ載せ替え:100万円前後 |
スタータ | 5万円前後 |
潤滑油 | 5,000~2万円 |
ファンベルト | 1万円前後 |
ラジエータファン | 4~8万円 |
※16 ATF交換:歯車を潤滑にしたりするオイルの交換
※17 オーバーホール:車両を分解して清掃や修理を行うこと
車の修理費用は、故障の程度や車種によっても大きく変わります。
正確な金額が知りたい場合は、整備工場などに見積もりを依頼するのが確実でしょう。
車が動かなくなった場合の対処法
以上のような故障がある場合、「エンジンがかからない」「車が動かない」とお困りの方もいるでしょう。
車が動かなくなってしまった際には、以下の3つの対処法をとりましょう。
- まずは安全な場所で停車
- 5つのチェック項目を試す
- ロードサービスに救援を頼む
以下で詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは安全な場所で停車
もしも走行中にトラブルが発生した場合は、まず第一に安全な場所で停車するようにしましょう。
特に高速道路の場合は、追突の恐れがあるため路上での停止は絶対にしないでください。
できる限り非常駐車帯やSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)へ駐車するようにし、どうしても猶予がない場合は路肩に停めるようにしましょう。
また、以下のような方法で後続車へ合図を送ることも重要です。
- ハザードランプをつける
- 三角表示板を車の50m以上後方に設置する
- 発煙筒を点火して車の後方に設置する
駐車ができたら、車から離れてガードレールの外など安全な場所で待機してください。
一般道の場合も大まかな流れは同じです。
スペースに余裕がある場所を選んで停車し、ハザードランプをつけて安全な場所で待機しましょう。
5つのチェック項目を試す
安全が確保できたら、次は以下5つの項目をチェックします。
チェック項目 | 詳細 |
ガソリンの残量があるか | 燃料残量警告灯が点灯していないか確認する。点灯している場合はガソリン残量が少なくなっている。 |
「P」レンジにギアが入っているか | ギアがPレンジに入っているか確認する。Pレンジでかからない場合はサイドブレーキを引いてNレンジに入れて試す。それでも入らなければギアのセンサーが故障している可能性がある。 |
ブレーキ・クラッチをしっかりと踏み込めているか | フットブレーキをしっかり踏み込んでからエンジンをかける。マニュアル車はクラッチも踏み込む必要がある。 |
ハンドルロックがかかっていないか | ギアをPレンジに入れた状態でハンドルを回しながら鍵を回してハンドルロックを解除する。キーレスの場合はハンドルを回しながらスタートスイッチを押す。 |
スマートキーの電池があるか | スマートキーの電池が切れている場合、スマートキーをスタートスイッチに近づけてスイッチを押すと始動する可能性がある。 |
ただし、車内にいると危険な場合には安全な場所で待機することを優先してください。
以下の記事では5つのチェック項目に加えて、エンジンがかからなくなる理由まで詳しく紹介しています。ぜひ併せてご参照ください。
「車が動かない!5つのチェック項目とエンジンがかからない7つの原因」
ロードサービスに救援を頼む
上記の方法を試しても動かない場合は、JAFまたは自動車保険のロードサービスを依頼するようにしましょう。
JAFの会員であれば、バッテリー上がりの救援が無料で依頼可能。牽引が必要な場合も、15km以内であれば無料となります。(出典:JAF)
自動車保険に加入していると、ほとんどの場合ロードサービスは無料で使うことができます。
ちなみに、ロードサービスを利用しても自動車保険の等級が下がることはありません。
等級は気にせず、困ったらすぐに救援を依頼するようにしましょう。
ただし、ロードサービスと同時に車両保険金の請求をすれば、等級が上がる可能性があるのでご注意ください。
JAFと大手保険会社の連絡先は、以下の通りです。
会社名 | 連絡先 |
JAF | 0570-00-8139 |
チューリッヒ | 0120-860-001 |
ソニー損保 | 0120-101-789 |
三井ダイレクト損保 | 0120-638-312 |
アクサ損害保険 | 0120-699-644 |
SBI損害保険 | 0800-2222-581 |
おとなの自動車保険(旧そんぽ24) | 0120-00-2446 |
(2023年5月現在)
車が動かなくなった時には、ぜひ参考にしてくださいね。
故障した車の修理を出せる業者を紹介
故障した車の修理を出せる業者は以下の通りになります。
- ディーラー
- 整備工場
- カーテンダー
それぞれの特徴を紹介していきます。
ディーラー
ディーラーはメーカーの車を熟知しているので、車種に合わせた修理が可能になります。
故障に合わせた修理だけではなく、さらに車両点検も行ってもらえるので、長く車に乗るためのサポートを受けることができます。
メーカーの保証期間の場合は無料または格安で修理してもらうことが可能です。
しかし、ディーラーは純正パーツを使用するため、比較的部品代が高くなりやすい傾向にあります。
また、厳しい決まりがあるメーカーのルールのもと修理が行われるので、まだ使用できるパーツでも交換する可能性があります。
板金や塗装が必要な場合は外部業者に依頼するので、車が手元に返ってくるまでに時間がかかる場合があります。
整備工場
整備工場は柔軟性があります。
部品交換であっても純正品以外のパーツでの修理を提案してくれるので、安く修理ができる可能性があります。
地域に密着している整備工場が多いので、信頼関係があれば相談しながら修理してくれるかもしれません。
また、整備経験が長い整備士が在中しているので信頼して車を預けることができます。
整備工場は小規模から大型まであります。
スタッフが少ない小規模な整備工場は故障部分が大きいと納品まで時間がかかってしまう場合があります。
部品交換が必要な場合は部品の取り寄せにも時間がかかるので、整備工場に故障の修理を出す場合はどのくらい時間がかかるのか確認しておきましょう。
カーテンダー
カーテンダーは事故車買取実績ナンバーワンの株式会社タウが手掛ける修理買取サービスです。
長年故障車を専門に扱ってきたノウハウを基に最適な修理法方法を提案し、熟練したスタッフで確実に修理を行わせていただきます。
カーテンダーは「AI見積もり」を採用しており、スマートフォンで撮影した損傷個所の画像を送信するだけで修理額の見積もりを算出し、大がかりな修理が必要な場合は買取価格と共に故障車の買取価格を見積もります。
修理を行う場合はカーテンダーが提携するご近所の工場での修理をご案内いたします。
車の故障の修理費用を安くする方法
上記で紹介した修理費用の目安を見ても分かる通り、損傷した場所や度合いによっては修理費用が100万円を超えるケースもあります。
なるべく修理費用を安くしたい方は、以下3つの方法を試してみてください。
- 整備工場に依頼する
- 相見積もりを取る
- リビルド品を使う
それぞれについて、順に解説していきます。
整備工場に依頼する
一般的に整備工場は、ディーラーよりも修理費用が安く済むケースがほとんどです。
整備工場が安く済みやすい理由は、大きく分けて2つ。
社外パーツを利用するから
1つ目は、修理する際に社外パーツを使用するためです。
ディーラーの場合、修理に使用するパーツは基本的に純正のものとなります。
純正パーツは社外品よりも高いため、ディーラーに修理を依頼すると費用は自然と高額に。
純正パーツよりも安い社外パーツを使用してもらいたい方は、整備工場に依頼するようにしましょう。
仲介手数料が発生しないから
2つ目の理由は、仲介手数料が発生しないため。
ディーラーに車の修理を依頼した場合、下請けの工場で修理が行われることになるため、ディーラーが利益を得るための仲介手数料がプラスで発生します。
対して整備工場の場合、その場で修理を行ってもらえるため、仲介手数料は発生しません。
例えばオルタネータ修理にかかる部品代や工賃が合計で10万円だとします。
もしディーラーに修理を依頼した場合、下請けの工場での修理にかかった10万円のほか、仲介手数料として2万円が加算され、合計で12万円を請求されることになります。
一方、整備工場へ直接依頼すれば仲介手数料が発生しないため、請求額は10万円。修理費用はディーラーより2万円安くなるのです。
こうした理由から、余分な費用をかけずに修理を行いたい方はディーラーではなく整備工場に依頼するのがよいでしょう。
相見積もりを取る
整備工場に修理を依頼する場合は、相見積もりを取るのがベスト。
修理内容はほぼ同じであっても、工場によって請求される費用が違うケースは大いにあるためです。
工場によって費用が変わる主な理由は、工賃にあります。
工賃をいくらに設定しているかは工場によって大きく異なるため、それに伴って全体の費用も変動するのです。
そのため、複数の整備工場で相見積もりをもらって比較することで、最もお得に修理できる工場を見つけるのが良いでしょう。
例えば、タイヤ交換の金額が工場Aでは4万円、工場Bでは5万円、工場Cでは3万円だとします。
もし、工場Aや工場Bの金額しか知らないまま交換をお願いしてしまうと、工場Cで交換した場合に比べて1万円以上損をすることになります。
一方で、相見積もりをとって金額を比較していれば、最安値で交換ができるはずです。
1円でもお得に直したいという方は、ぜひ複数の工場を回って相見積もりをとりましょう。
リビルド品を使う
リビルド品とは、廃車となった車の中から取り出された再利用可能なパーツのこと。
リビルド品は、新品よりも安い価格で販売されています。
たとえば、エンジンの始動を支えるパーツである「オルタネーター」を例に挙げてみましょう。
オルタネーターは、新品ならば最低でも50,000円はするパーツです。しかしリビルド品の場合、そのほとんどが10,000円台で収まっています。
このように、リビルド品は新品の1/3から1/5程度の価格で購入することが可能。
クオリティは新品とほぼ遜色ないにも関わらず、金銭的に大きく得できるため、覚えておいて損はないでしょう。
新品であることに特別大きなこだわりがある方でなければ、ぜひリビルド品の使用を検討してみてください。
修理に車両保険を使えるケースとは?
修理費用が高いほど気になるのが、保険を使えるかどうか。
一般的に車両保険が使えるのは、以下のような原因によって故障したケースです。
- 事故
- 盗難
- いたずら
- 火災
- 飛来物、落下物との衝突
- 自然災害(台風、竜巻、洪水、高潮)
- 転覆、墜落
上記の通り、車両保険は事故や災害が原因でなければ適用されません。
というのも、もともと車両保険は偶然起こってしまった被害に対して補償をする仕組みだからです。
そのため、経年劣化やメンテナンス不足による故障は自己負担で修理する必要があります。
また、適用範囲は加入している保険プランによっても違いがあります。
例えば、自然災害の中でも地震や噴火、津波に関しては対象にならないことがほとんど。
基本的な車両保険の他に、地震などの被害を補償する特約を結んでおく必要があるのです。
そしてエコノミータイプの保険では、保険料が安い代わりに適用範囲は上記より狭くなっていることにも注意しましょう。
車以外との衝突や相手のわからない当て逃げなどは適用範囲外になっていることがあります。
故障の修理に保険が使えるかどうか、自分が加入している保険を改めて確認してみると良いでしょう。
日頃のメンテナンスで故障を予防しよう
車の故障はお金だけでなく、命に関わることもあります。予防するには、日頃からメンテナンスを怠らないことが最も大切。
特に気にかけておく必要があるのが、エンジンオイルの交換とタイヤの空気圧です。
それでは、メンテナンスの方法を1つずつ確認しておきましょう。
エンジンオイルの交換
車が走るために欠かせないエンジン。エンジンの故障を予防するうえで最も大切なのが、エンジンオイルの交換です。
エンジンオイルは、エンジン内部を潤滑させるためのオイルのこと。
潤滑油というだけでなく、エンジンの気密性を保ったり冷却したりとさまざまな役割を持っています。
エンジンオイルは時間の経過や車の使用によって劣化してしまうため、6か月ごとまたは走行距離5000kmごとに交換するのが基本です。
年式が古い車や状態の悪い道を走る頻度が高い車であれば、よりこまめに交換した方が良いでしょう。
自分で交換する方法もありますが、慣れていない方はディーラーや整備工場に依頼するのがおすすめ。
オイルの劣化は重大な故障の原因になるので、交換を欠かさないようにしましょう。
タイヤの状態確認
タイヤは最も故障が多い部位。状態をこまめに確認しておくことが大切です。
月に一度は、以下の2点をチェックするようにしましょう。
- 溝が4mm以上残っているか
- 適正な空気圧になっているか
もしもタイヤの溝が4mm以下になりそうであれば、タイヤを交換する必要があります。
毎月チェックしておき、4~5年に1度を目安に交換するようにしましょう。
タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドなどで測ってもらうことができます。
適正な空気圧は運転席のドアの内側や側面に書かれていますので、それよりも低くなっている場合は空気を補充しなければなりません。
ガソリンスタンドのスタッフに入れてもらうか、セルフのスタンドで空気入れを貸し出しているところを利用しましょう。
タイヤの溝が減っていたり空気圧が適正でなかったりすると、ブレーキの利きが悪くなり事故につながりやすくなります。
車が故障した場合は修理か買い替えか判断しよう
車が故障してしまった場合は修理か買い替えかの判断を行いましょう。
軽度の故障の場合は修理をするのがおすすめです。重度の故障の場合は修理をすると高い修理代を請求されてしまうので、買取してもらうという方法があります。
ではそれぞれ紹介していきます。
軽度の故障なら修理がお得
軽い故障であれば修理してそのまま車に乗るのもおすすめです。
軽い故障の場合は修理費用もそこまでかからない可能性も高く、修理して乗ることができます。
例えばバッテリー上がりや冷却水の不足などは自分で処理することもできるので、軽度の故障は自分でメンテナンスしたり、点検してもらいましょう。
故障の修理費用が高額なら手放す選択肢も
故障の度合いが大きい場合、修理を依頼すると数十万円以上の費用を請求されるケースも。
修理費用があまりにも高額だと感じた場合は、修理せず車自体を手放してしまうという選択肢をとるのも有効です。
車の売却先としては、ディーラー・中古車買取業者・事故車買取業者の3つがあります。
ただし故障度合いが激しい車は、販路の兼ね合いからディーラー・中古車買取業者では値段をつけてもらうのは難しいです。
そんな時は故障車を高く買い取っている専門業者に売却するのがおすすめです。
当社、事故車買取のタウでは事故車などを専門に買取しています。
独自のノウハウやルートを生かし、故障車や事故車でも高価買取を実現しています。
なかには「中古車買取業者より30万円も高く買取ってもらえた」というお客様の声も。
全国47都道府県で無料の出張査定が可能なので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
故障車の買取実績
- 車種:インプレッサ WRX
- 年式:2012年式
- 買取金額:75万円
- 状態:エンジンブロー
- 車種:ヴェルファイア
- 年式:2013年式
- 買取金額:70万円
- 状態:エンジンブロー
- 車種:セレナ
- 年式:2014年
- 買取金額:31万円
- 状態:ミッション滑り
まとめ
今回は車の故障について紹介していきました。
車の故障は異音や臭い、振動で故障しているか判断することができます。
普段何かいつもと違う違和感を感じたら故障を疑いましょう。
原因が分からない、もしくは原因が分かるけど自分では直せない場合は整備工場やディーラーにお願いして修理してもらいましょう。
もし修理代が予想よりも高くなってしまったら、故障車の買取も検討しましょう。
故障車の買取はタウがおすすめです。
故障車専門の買取業者なので故障車でも買取が可能です。
思ったより修理費用が高かった場合はぜひタウにお任せください!