「車を廃車をする理由は?」
「どういうきっかけで廃車をするのか?」
「車の寿命ってどう見極めるの?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
当記事では、廃車を決める理由や車の寿命の見極め方について解説していきます。
また、廃車すると決めた場合のおすすめの依頼先をケース別に解説。
この記事を読むことで、廃車にすると良い基準がわかり、どこに廃車手続きをお願いすればよいか判断できます。
車を廃車に決める6つの理由
車を廃車にするきっかけには何があるのでしょうか?
主な理由は次の6つが挙げられます。
- 老朽化や経年劣化したから
- 車が故障したから(パーツのトラブル)
- 車検に通すのに高額な費用がかかるから
- 車を使う機会が減ったから
- 交通事故に遭ったから
- 自然災害に遭ったから
1つずつ詳しく見ていきましょう。
車が老朽化や経年劣化したから
廃車にする1つ目の理由は、車が老朽化や経年劣化するからです。
時間が経つほど、各パーツの老朽化や経年劣化がみられます。メンテナンスを行っている車でさえも、劣化が進んでいきます。
例えば、エンジン、ブレーキ、ラジエーターなど、自動車はパーツの組み合わせで成り立っていますので、どこかのパーツが少しでも不具合を生じるだけで、車の故障につながり、修理をするにも高額な費用がかかるケースがあります。
そのような状況に至っている車は廃車にして新しい車を購入する方が良いでしょう。
車が故障したから(パーツのトラブル)
廃車にする2つ目の理由は、車が故障した時です。
故障の修理費用が数十万円と大きくなった場合、支払うのが難しくなることがあるからです。
特に車のフレーム部分が破損した場合は、廃車にすることが多いでしょう。
フレームの構成要素は下記の通り。
- クロスメンバー
- サイドメンバー
- ラジエータコアサポート
- インサイドパネル
- ルーフ
- ピラー
- リアフロア
たとえフレームの破損を修理したとしても、完全に元に戻すことが難しいため、廃車にする方が望ましい場合が多くあります。
車検に通すのに高額な費用がかかるから
廃車にする3つ目の理由は、車検に通すのに高額な費用がかかるからです。
廃車にしようと考えている車を、車検に通すのは手間と費用面でコストが無駄にかかります。
車検に出してしまってからですと、税金の未払い分は戻ってきますが、車検費用は戻ってきません。
例えば、車検費用は軽自動車の6-12万円、普通自動車(重量1-1.5t)で9-17万円程度かかります。
※記載の車検金額は、初年度登録から13年未満の目安。自賠責保険・自動車重量税も含む
車検のタイミングを考えて、廃車を検討すると良いでしょう。
車を使う機会が減ったから
廃車にする4つ目の理由は、車を使う機会が減った時です。
ライフスタイルの変化で土日しか使わない、レンタカーで十分となっている方は、検討するタイミングかもしれません。
そもそも車に乗っていないと、税金がかかりますし、放置しているだけであれば、劣化が進むからです。
例えば、年式が古いにも関わらず、走行距離が少ないと、車を使っていないと判断されてしまいます。
査定の際、故障のリスクを考慮されて、あまり高く買い取られない可能性があります。
利用頻度が減っているのであれば、維持費をかけている状態になりますので、早めに廃車を考えても良いかもしれません。
交通事故に遭ったから
廃車にする5つ目の理由は、交通事故に遭った時です。
多少の傷であれば直せば良いですが、事故の状況によっては、高額な修理が必要になるからです。
修理するための部品の手配に時間とお金がかかるからです。
例えば、新車を作ってから、10年はメーカーの部品の取り置きの義務をおっていますが、それを超えると車種によっては部品の調達が困難となり、高額請求につながる可能性があります。
自然災害に遭ったから
廃車にする6つ目の理由は、自然災害にあった場合です。
例えば、津波や土砂崩れで車体自体の確認ができない場合は、被災証明書を発行して速やかに手続きを進める必要があります。
災害が起こり、自動車が使えなくなってしまった時でさえ、廃車しない限り、自動車税はかかり続けます。速やかに廃車手続きを進めるべきでしょう。
車の寿命を的確に見分ける2つのポイント
廃車を決める6つの理由を解説してきましたが、どうやったら車の寿命を見分けるのか?と疑問に思っている方も多いでしょう。
結論から言うと、車の寿命を判断するには次の2つのポイントがあります。
- 修理ができるか
- 車の値段に比べて修理費が高くならないか
修理ができるか
車の寿命を見極めるまず1つ目のポイントは修理ができるかです。
修理ができるかを車の寿命として判断する理由として、次の2つがあります。
- 修理不可能なくらい損傷が激しい
- 部品の製造がされていない
特にフレーム部分の損傷が激しい場合は、廃車を選択するのがおすすめです。
もし、フレーム部分が歪んでしまうと修復は困難です。
たとえ見た目が修復できたとしても、強度の面でも大きな問題が発生する場合があります。
さらにフレーム部分を損傷したまま放置しておくと、走行時にまっすぐ走れないことがありますので、即時対応が必要です。
また部品がすでに製造されていないことで、修理が不可能なケースがあります。
部品メーカーは、製造を終えてから10年は部品の在庫を置いておくことが義務付けられてます。
10年を過ぎてからの修理となると、そもそも部品自体がないことも想定されます。
その場合は廃車を選択せざるを得なくなるのです。
車の値段に比べて修理費が高くならないか
もう一つの車を寿命とみるポイントは、車の値段と比較して、修理費用が高くなった時です。
例えば、車の寿命を判断するポイントとして、エンジン内のパーツの交換時期を迎えた時です。
エンジンの載せ替えで、普通車は50-100万はかかります。
軽自動車であれば30-50万、外車で100万の費用が必要です。
修理だけで高額になるため、次の車の購入を検討する時期になるでしょう。
車を買い替えるタイミングは車検前や自動車税が上がるタイミングの新規登録から13年目が乗り換えの目安となりますのでご参考にしてください。
車の廃車が依頼できる4つの業者
ここからは車の廃車依頼ができる4つの業者をご紹介していきます。
ディーラー
ディーラーで新車を購入する場合は、廃車予定の車でも下取りとして対応してもらえます。
数万円を新車からの値引き対応が可能となります。
新車納期のタイミングで廃車の引き取りを行えば、車が使えない日をなくすことができます。
ただし廃車を受け取る時に、手数料の負担がかかる可能性があります。
なぜなら、ディーラーは廃車後に部品などを販売して利益を得ることをしません。
よって廃車手続きで、依頼者に負担がかかることになります。
もう一つ注意するべき点は、還付金の取り扱いを確認しておくべきです。
還付金とは、自動車にかかっている税金について廃車手続きをすることで未払い分は手元に戻ってくる仕組みです。
具体的には、購入者が車を購入する際に支払う自動車税・自賠責保険・自動車重両税は、廃車にした場合に支払い残月に対して、購入者に戻される仕組みになっています。
ディーラーによっては、この戻り金を廃車手数料として相殺したり、受け取り業者で受け取ったりするなど不透明な部分がありますので、廃車を依頼する際は確認しておくと良いでしょう。
中古車買取業者
中古車買取業者は、中古車として販売するために車の買取を行います。
走行距離が少ない車や、人気の高い車種には高い買取金額がつきます。
ディーラーと同じく、引き取りと新しい車の手配をまとめたい方は、中古車買取業者がおすすめです。
事故車や水没でエンジンがかからない場合やフレーム部分の損傷が激しいなど再販ができない状態の車の買取は見込めないでしょう。
廃車のみの依頼の場合は、手数料負担になるケースもありますので、確認して進めてください。
廃車買取業者
廃車買取業者は、どんな車でも必ず0円以上で買取を行っている業者です。
多くの業者は、無料で車を引き取りしてくれて、廃車手続きも無料で代行しています。
また廃車買取業者は、廃車する車の使える部品を販売して、利益を得ることもしているため、廃車時に他と比べて高価買取をしているケースが多いことが魅力です。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでも廃車買取を実施しています。
メリットは、普段から慣れているところに持っていける点です。
店頭にノボリが出ており、10,000円で廃車を買取してもらえます。
ただし、ガソリンスタンドは、普段あまり廃車手続きに慣れていないため、廃車買取業者と比較すると経験値が劣ってしまいます。
その結果低く査定されてしまう可能性がありますので、相場を把握しておくことが必要です。
廃車買取業者と比べて、普段から行っていない作業になることで、店舗によって対応に温度差が発生する懸念もあります。
基本的には壊れた車を現地から引き取りができないため、車を動かせない場合などは廃車買取業者にお願いすると良いでしょう。
廃車を依頼する業者の決め方
ここまでは廃車できる4つの業者をご紹介してきました。
結論としては、ディーラーや中古買取業者で車を新しく購入する予定があるのであれば、一括で廃車の買取も行ってもらうと良いでしょう。
1カ所で手続きが完結しますし、新しい車のディスカウントにつながることもあります。
もし、ディーラーや中古買取業者で価格がつかない、特に車の買い替えを検討していない場合は、廃車買取業者を利用するのがおすすめです。
廃車の手続きをワンストップで利用できることが魅力です。
車両の価格に加えて自賠責保険・自動車重量税の還付額を買取額でもらえます。
加えて、別途自動車税の県税事務所から受けられるメリットがあります。
もし、廃車買取業者に任せたいと思った際には、廃車買取のタウをご検討ください。
廃車に精通したプロが徹底的に廃車手続きのサポートを行うため、初めての方でも安心して車を手放せます。
タウは世界124カ国に販路を持っているため、古い車や走行距離が長い車でも、高価買取の可能性があります。
ぜひお気軽にご相談ください。
廃車を行う際の注意点を紹介した廃車で気を付けたい5つの注意点!買取業者に依頼した際のトラブルの事例も紹介という記事もご一緒にご参照ください。