最近車で道路を走っていると、ガソリンスタンドで「廃車買取1万円でします!」といった看板や旗をよく見ますが、ガソリンスタンドで廃車買取をしてもらうことは本当にお得なのでしょうか?
結論から言うと、買取はガソリンスタンドですると損をしてしまうケースが多いでしょう。
なぜなら、廃車買取はガソリンスタンド以外でも行われており、買取価格はガソリンスタンドより高くなるケースが多いからです。
実際、買取業者などで査定してもらうと1万円以上の買取価格だったという人も少なくないでしょう。
今回の記事では、
- ガソリンスタンドの廃車買取サービスについて
- 廃車予定の車を最大限に高く買取してもらう方法
について解説します。
ガソリンスタンドで廃車買取を依頼するメリット・デメリット
ガソリンスタンドでの廃車買取は損する場合が多いとお話ししましたが、メリットが全くないわけではありません。
ここでは、ガソリンスタンドでの廃車買取についてどんなメリット・デメリットがあるか解説していきます。
メリット:なじみの店舗があれば、来店しやすい
ガソリンスタンドの一番の特徴、強みと言えるのが車を持っている人が頻繁に来る場所だというところです。
皆さんも自分の家の近所のガソリンスタンドやガソリン代が安いスタンドなどで頻繁に通っている店舗は少なからずあると思います。
特に地方に住んでいる方たちはガソリンスタンド自体が周囲にそこまで多くある訳ではないので、近所のガソリンスタンドは馴染みの店舗で、そういった店舗は非常に行きやすいですよね。
中には顔見知りのスタッフさんがいる人もいますが、そういった人に給油ついでに気軽に相談しやすいというのもガソリンスタンドのメリットです。
デメリット:市場価格より安く買い取れることが多い
ガソリンスタンドでの廃車買取の最大のデメリットと言えるのが、市場価格より安く買取をされてしまう場合が多いというところでしょう。
よく目にするのが1万円で廃車買取するというサービスですが、車の状態に関わらず1万円で買い取ってくれます。
しかし、逆に言えば通常であればもっと高く売れうるはずの車でも1万円にしかならないということです。
ガソリンスタンドの廃車買取では、1万円払って引き取った車を他の業者などに売却することで利益を得ています。
仮に状態の悪い車だったとしても、分解して使えるパーツ売却したりするので、大抵の車はガソリンスタンドにとっては利益になるものしかありません。
特に最近では、中古車の市場価値もかなり高くなっているので、専門の買取業者に出した時の売却額とガソリンスタンドに出した時の価格差は非常に大きいです。
廃車予定の車の最高買取価格を簡単に知る方法
廃車予定の車を高く売るには、まず売りに出そうとしている車種がどれくらいの価格で買取されているか知る必要があります。
ズバリ、最高買取価格を簡単に知る方法は「複数の廃車買取業者に見積もりを依頼する」です。
廃車買取業者とは、古い車・車検切れの車・多走行車などを専門に買取している業者のことですが、普段はあまり耳にしない業者ですよね。
よく中古車買取業者などと間違えられることが多いですが、中古車買取業者やディーラーでは車の状態によっては値段がつかず、なかには買取ってはくれるが逆に手数料を取られることもあります。
そういったディーラーや中古車買取業者で買取ってくれなかった車を必ず買取ってくれるのが廃車買取業者です。
廃車予定の車は国内で流通させるとなると、ほとんど商品価値はないですが海外で販売すると高値がつくことがあります。
日本の車は丈夫なため、例えば走行距離が10万キロを超えている車でも全然問題なく走れるので、海外では喜んで乗ってくれる人がいますよ。
このように海外で販売するためのルートを廃車買取業者は持っているため廃車予定の車を高値で売ることができるのです。
また車自体が全く使い物にならない状態でも、タウであれば廃車のパーツを取り出してそれを販売するルートも確保しているので、どんな状態の車でもお金に換えるノウハウを数多く持ってます。
廃車予定の車に値段が付く理由については後ほど詳しく解説しますね。
廃車買取業者に車を買取ってもらうとなると、「入念に細かい査定をしてもらわないといけないんだろうな」と思う方もいるかと思いますが、そんな事はありません。
業者の中には実際にお店に足を運ばず、実車査定なしで廃車を査定できるところも多くあります。
当サイト廃車買取のタウでは、電話で車種、年式、車検の残り、車両状態を伝える、あるいはWEBサイトやLINE上で必要事項を入力するだけで簡単に査定に出すことが可能です。
複数の廃車買取業者に電話で見積りを取ることで、自分の愛車が一番高く売れる業者を見つけることができます。
低年式・多走行車でも値段がつく3つの理由
ではなぜこういった低年式・多走行車でもガソリンスタンドや廃車買取業者では買取の際に値がつくのでしょうか?
その理由は次の3つです
- 整備して再度販売する
- パーツを取りをする
- 鉄やアルミを資源として再利用する
詳しく解説していきます。
整備して再度販売する
年式が古い車や走行距離が長い車でも、走る分には問題ない車であれば整備をして車自体を再度販売することができます。
日本では市場価値のない車でも、廃車買取業者は車を買った後、海外のオークションなどを利用して車を販売しています。
海外では、日本の車は丈夫で故障しにくい車として有名なため、低年式・多走行車でも整備してまだ走れる車であれば人気は高く、より高値で売れる場合もあります。
パーツを取りをする
廃車の中にはまだ走れる車もあれば、もうこれ以上走れず使い物にならない車も少なからずあります。
こういった車は中古車としての価値はありませんが、それぞれのパーツ単位で見ると十分需要がある場合も多いです。
パーツの中でもタイヤやアルミホイールは新品自体の値段が高いため、中古品を使おうとする人が多く、パーツとしての需要が非常に高いので高値で売れます。
特にサイズの大きいタイヤやアルミホイールは需要が高いため、SUVなどの車に乗っている人は買取の際に高値がつくこともあります。
鉄やアルミを資源として再利用する
パーツそれぞれに価値があまりない車でも、あきらめてはいけません。
車は車体重量の80%以上が金属系で構成されているため、資源としての価値は高いです。
独自のネットワークを持っている業者では、車に使われている鉄やアルミを別の業者に販売したりして利益を得ているので、非常に状態の悪い車でも買取の際に値を付けることができるのです。
廃車する車を細かく解体していくと、鉄やレアメタルなどの資源として利用できます。
解体に費用はかかりますが、解体業者はそこから取り出す部品、資源によってそれ以上の利益を得ているので、買取に出す車にも値をつけることができるのです。
ガソリンスタンドで廃車する際は自動車税が還付されるかを確認する
ガソリンスタンドで廃車に出す際に注意したいのが還付金が返ってくるかです。
車の所有者は、毎年5月に1年分の自動車税を支払っています。
自動車税はその年の4月から翌年の3月までなので、前払いという形です。
車を廃車するとそのタイミングから年度末の3月までは自動車に乗らないことになるため、その分多く自動車税を払っていることになりますよね。
この余分に払った税金は車を廃車すると還付されます。
廃車買取業者では廃車手続きを行う際に、基本的にこの自動車税還付の説明を必ず行ってくれますが、ガソリンスタンドではその辺の説明が曖昧なところがあります。
きちんと書類で廃車(抹消)手続きをすると還付金が返ってくるので、ガソリンスタンドで廃車買取をしてもらう際は、抹消のための書類手続きをきちんとしてくれるのかを確認しましょう。
廃車買取のタウもすぐに見積もりが取れる
これまでガソリンスタンドでの廃車買取についてお話ししてきましたが、結論自分の車を廃車買取してもらうのであれば、ガソリンスタンドではなく、廃車買取業者に出すのが一番です。
廃車買取の際の買取金額が高いというのももちろんですが、ガソリンスタンドに比べて見積もりを取るのが非常に簡単というところも長所の1つでしょう。
廃車買取業者の中には、直接車を出しに行かなくても見積もりをしてくれる業者もあります。
廃車買取のタウでは電話やWEBサイト、LINEを使って店舗に行かずとも簡単に見積もりを取ることができます。
査定の際の必要な情報もメーカー、車種、年式、走行距離、車両状態などのみになるので、事細かく車の情報を伝える必要もありません。
最速で20秒で査定可能なサービスも兼ね備えており、気軽に見積もりを取れるため、廃車買取をしてもらう際はぜひタウを使用してみてください。
廃車買取を依頼する際に起きがちなトラブルを紹介した廃車で気を付けたい5つの注意点!買取業者に依頼した際のトラブルの事例も紹介という記事も併せてご参照ください。