「車を乗り換えたいけど、いつ購入するのがお得なの?」
上記のような疑問をお持ちではありませんか?
結論から言うと、車の買い替えは
- 車検前
- 車の税金の増税前
- 車の値下がり時期
がおすすめです。
この記事では、これらの時期の乗り換えがお得な理由を詳しく掘り下げていきます。
記事を読むことで、最高のタイミングで後悔のない車の乗り換えが行えるようになるでしょう。
車の乗り換えタイミングで10万円お得に乗り換えることも可能なので、損をしたくない方はぜひ参考にしてください。
乗り換えタイミング以外で、廃車を決める理由やきっかけを知りたい方は廃車を決める6つの理由・きっかけ!車の寿命を見分けるポイントもの記事も併せてご参照ください。
車の買い替えは車検前、増税前、値下がり時期がおすすめ!
先ほどの通り、車の買い替えは車検を受ける前・増税する前・値下がりする時期に行うのがおすすめです。
それぞれの詳しい時期とおすすめする理由については、以下の表の通りです。
おすすめする理由 | ||
車検前 | 3年目 | ・新車保証が終了するため
・車のリセールバリューがあるため |
5年目 | ・メーカーの特別保証が終了するため
・まだ高い買取価格が期待できるため |
|
7年目 | ・型式が1年落ち程度で済むため
・今後修理費用が高まっていきやすいため |
|
9年目 | ・車の平均車齢は9.03年であるため | |
税金の重課 | 13年目 | ・自動車税が15〜20%重課されるため
・自動車重量税が40%重課されるため |
18年目 | ・自動車重量税がさらに10%重課されるため | |
安くなる時 | 決算期前 | ・お得に車を購入できるため |
モデルチェンジ前 | ・モデルチェンジすると旧モデルの価値が下がるため |
以下からは、それぞれの時期についての詳細を解説していきます。
買い替えをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
基本的には車検前が絶好の買い替え時
新車を購入した場合、最初は3年目、その後は2年ごとに車検のタイミングがやってきます。
こうした車検の前なら、お得に車を乗り換えられるでしょう。
車検を行うとなると、法定費用(自賠責保険+重量税+印紙代)や整備代によって大きな出費が発生してしまいます。
中には、お金を万単位で支払わねばならないケースもあるでしょう。
乗っている年数や車の状態によっても異なりますが、車検費用は軽自動車で5万〜8万円程度、普通自動車の場合6万〜10万円程度かかります。
車検というのは、2年間安全に乗るための検査です。
2年間分の安全をチェックするために代金を払ったにもかかわらず、2年間乗り続けないのであればもったいないですよね。
したがって、車検の前に買い替えを行うのが金銭面からみてベストだと言えます。
以下からは、車検の具体的なタイミングとなる3年目・5年目・7年目・9年目の乗り換えについてそれぞれ詳しく解説していきます。
最初の車検のタイミングである3年目
初めにやってくる車検のタイミングは、購入から3年目です。
3年目に乗り換えるべき理由は、2つあります。
①新車検証が終了する
1つ目は、新車保証が終了するため。
3年目という時期は、最初の車検時期であると同時に、新車保証(メーカー保証)が終了します。
新車保証は、車に取り付けられたさまざまなパーツを保証してくれるもの。
パーツに万が一不具合が出た際、保証期間内であればメーカーが無償で点検や交換、修理を実施してくれます。
しかし新車保証は、3年もしくは走行距離60,000kmを過ぎた時点で終了してしまいます。
つまり購入から3年を過ぎたら、調子が悪くなってしまっても無償では直してくれないということになりますね。
3年目に乗り換えるとなると、早すぎてもったいないと感じる方もいるでしょう。
しかしその後大きな不具合が見つかって多額の修理費用が発生するリスクを考えると、3年目で乗り換えておいたほうが得と言えるかもしれません。
②売却価値が高い
2つ目は、まだ売却価値が高いため。
3年しか乗っていない車というのは、まだまだ新品に近い状態。年式も新しく、走行距離も短く、車としての価値が高いと言えます。
中古車買取業者などに車を売る場合、車の状態が良ければ良いほど買取価格が高まりやすいもの。
したがってあえて早めに手放せば、高価買取が期待でき、新車の購入費に多くのお金を充てられる可能性が高まるのです。
以上のようなメリットがあるため、ディーラーの中にも3年程度で乗り換えを進めてくる人が一定数存在します。
しかし、紹介したようなメリットがあるのは事実ですが、トータルでみた場合、「必ず大きく得できる」とは言い切れません。
3年という短期間で乗り換え続ければ、新車の支払いにかかる費用がどんどん増えていきます。
また、どれだけ新品に近い状態で売ったとしても、中古車である以上購入時との価格の差は大きく開き、金銭的損失も大きくなることが予想されます。
そのため必ず3年目に乗り換える必要はありませんが、車好きな人は3年で乗り換えるのも良いでしょう。
3年目で乗り換える場合、「残価設定ローン」を利用することをおすすめします。
残価設定ローンとは、契約する時にあらかじめローン契約が満了した際の下取り価格を決め、その価格を引いたお金を支払っていくローンのこと。
残価設定ローンは多くの場合、3年で設定されます。3年で車を乗り換えるのであれば、当ローンを利用しておくのが便利だと言えるでしょう。
メーカーによる特別保証の期間が終了する5年目
続いては、2回目の車検のタイミングである5年目について解説します。
5年目というタイミングは、多くのドライバーが買い替えの目安としている時期です。
5年目に買い替えるべき理由は、主に2つ。
①メーカーの特別保証が終了する
1つ目は、メーカーの特別保証が終了するためです。
特別保証とは、車が正常に走行し、乗員が安心して乗っていられるようにするパーツを保証する制度のこと。
具体的には、エアバッグやエンジンなどが該当します。
前述した新車保証よりも期間が長く、5年もしくは走行距離が100,000kmを超えるまで有効となります。
5年を超えて乗り続けた場合、特別保証が切れるため、不具合が起きた際の出費が高くなります。
メーカーによっては追加費用を支払うことで特別保証を延長できるケースもありますが、延長するための出費が出てしまうのも事実です。
将来大きな不具合が発生した際の修理費用と天秤にかけた結果、5年目に車を買い替える人は少なくありません。
②高い買取価格が期待できる
2つ目は、5年目であればまだ高い買取価格が期待できるためです。
3年目よりは使用した状態となるものの、5年目であればまだ高価買取の希望はあります。
より長く同じ車に乗り続ける場合、「いつ故障するかわからない」という不安も大きくなっていきます。
さらに車検にかかる費用はどんどん高くなっていくため、出費も年々増していくでしょう。
こうした点を考慮した場合、まだリセールバリュー(再販価値)もある5年目の時点で売り、そのお金で安全な新車に乗り換えるというのは賢い選択だと言えるはずです。
型式が1年落ち程度で済む7年目
7年目も、車の買い替え時期としておすすめです。
フルモデルチェンジは、4〜6年に一度起こるケースがほとんど。
したがって7年目であれば型式が1年落ち程度で済むので、古さの面が査定に響きにくいと言えます。
なお平均7年以上乗った車は、すでに希望額で売れないことが多いため覚悟が必要です。
7年を超えると、故障した際の修理・交換費用が高まりやすくなります。
今後安心して車に乗り続けるためにも、7年で買い換えておくのがおすすめです。
数年前までは、多くのドライバーが7年で車を買い替えていました。
しかし近年は車の性能が高くなったことで買い替えの時期が遅くなりつつあるため、7年経っても乗り続けているドライバーも少なくありません。
発生する車検費用や修理費用をチェックしつつ、車を買い替えるべきかを検討するベストです。
多くの人が手放すタイミングである9年目
4回目に車検を行うタイミングである、9年目もおすすめです。
9年目は、現在一番多くのドライバーが車を手放す時期でもあります。
令和4年3月末の自動車検査登録情報協会による調査によると、平均車齢(1人が新車で取得してから転売・スクラップにするまでの使用年数)は9.03年ちなみに2〜3年前は、7年で買い替えるのが一般的でした。
9年を超えて乗り続けた場合、故障のリスクはますます高まり、修理費用もかさみやすくなっていきます。
多くのドライバーに合わせて、同タイミングで買い替えておくのもひとつの選択肢だと言えるでしょう。
税金の重課される13年・18年目
上記では、車検前に買い替えるのがおすすめである理由について紹介しました。
次に推奨するタイミングは、税金の重課前です。
下記のように自動車にまつわる税金は一定のタイミングで高くなります。
税金の種類 | 増税の割合 |
自動車税 | 13年経つと約15%重課(軽自動車は約20%)
※ディーゼル車は11年 |
自動車重量税 | 13年経つと約40%、18年経つと約10%重課 |
自動車税とは、自動車を所有者にかかる税金で、排気量によって金額が変わります
また、自動車重量税とは、車の重さによって変わる税金で、車検を通す際に支払っています。
自動車税や重量税が13年目・18年目で高くなる理由は、環境負担を軽減するためです。
年式の古い車というのは、近年作られた車に比べて排出するガスが環境に悪い影響を与えやすいと言われています。
地球温暖化のような環境問題が引き起こされるのを防ぐために、古い車は税金が高くなる仕組みとなっているのです。
なお、自動車税や重量税が高くなるのは環境に悪影響を与えやすい車のみ。
ハイブリッドカーや電気自動車はエコカーであり、環境に優しい車として設計されているため、13年・18年経過しても高くなりません。
エコカーでない場合でも、税金が上がるより前に買い替えれば高い税金を支払わなくてすみます。
13年以上乗るとお金がかかる!
また、同じ車に長く乗り続けると税金以外にも問題が出てきます。
それは、メンテナンスにもお金がかかりやすくなるという点です。
13年以上経っている車は、経年劣化が起き始めるもの。
古さが原因で大きな故障が起きれば、安全面に不安があるのはもちろん、高価なパーツを交換しなければならなくなるケースもあります。
パーツ交換に費用がかかるだけでなく、「古すぎてパーツの生産が終了しており、パーツが見つからない」といったトラブルが起こる可能性もあるでしょう。
13年以上経過している場合、売却した際の価値は期待できないと考える人も多いはず。
しかし人気が高く状態の良い車であれば、想像を超える高価買取をしてもらえる可能性もあります。
車が古くなると、あらゆる面での出費が増えていくもの。
13年を超えたら、そろそろ買い替えておいた方が得だと言えるかもしれません。
税金の面が不安な方は、減税対象の車に乗り換えるのも良いでしょう。
その他にも、車の価格が安くなる2つの時期も狙い目
上記では、車検や重課の前に車を買い替えるメリットについて解説してきました。
では、そのほかにはどのようなタイミングで買い換えるのが良いのでしょうか。
車検前・重課前以外でおすすめなのは、車の価格が安くなる時期です。
具体的には、以下のような時期が挙げられるでしょう。
- お得に車を購入できる決算期前
- フルモデルチェンジ前
それぞれの詳細については、以下で解説していきます。
お得に車を購入できる決算期前
決算期の前は、お得に車を購入しやすい傾向にあります。
というのも自動車業界では、決算の時期をメインに大きな販売目標が設定されやすい傾向にあるためです。
車を売っている店舗はそれぞれ販売目標を持っており、決算月までに目標を目指してたくさんの車を売る必要があります。
したがって決算の直前になると、1台でも多く売ろうと車を安く売り始めるのです。
上記のような事情から、決算期を迎える前にはセールが開催されることも多くあります。
自動車業界の決算期は、3月と9月。同時期に買い換えれば、車をお得に購入できるでしょう。
なお決算期前を狙うのであれば、注意すべきポイントが1点あります。
それは、納車日を決算期の前にする必要がある点。
販売店側は、車が納車され、購入が登録されて初めて「車が買われた」という実績を得られます。
納車日が決算期前に間に合わなければ、販売店側は安く売る意味がありません。
したがって、決算期の前に納車ができるよう早めに行動を始める必要があります。
フルモデルチェンジ前
続いて、狙うべきタイミングは、フルモデルチェンジ前です。
フルモデルチェンジとは、外装や内装だけでなく車両の構造やエンジンまで変えること。
ほとんどの車は、5〜10年程度でフルモデルチェンジが実施されます。
モデルチェンジが起こった場合、旧モデルの価値は下がってしまうもの。
新モデルが出た以上、どうしても旧モデルより新モデルの方が人気が高まるためです。
車を手放すことを少しでも検討している時に、愛車のフルモデルチェンジが起こるという話を聞いたら、発売する前に売ることをおすすめします。
買い替え前に気を付けたい5つのチェック項目
上記では、車の買い替えを行う上でのベストな時期について紹介しました。
適切な時期がわかり、早速買い替えを検討し始めた方もいるでしょう。
買い替えを行う方は、行動に移す前に以下のポイントをチェックしてみることをおすすめします。
- 自動車税納付のチェック
- 買取相場をチェック
- 各種保険の引継ぎ・切り替えをチェック
- ローン残債のチェック
- 必要な書類のチェック
それぞれの具体的な内容については、以下で解説していきます。
①自動車税納付のチェック
まずは、自動車税納付についてのチェックを行いましょう。
車の買い替えを行う場合、業者に売る時に納税証明書が必要となります。
当日慌てないよう、事前に納税証明書を用意しておきましょう。
もし紛失してしまった場合は、自治体の税事務所に連絡すれば再発行できます。
②買取相場をチェック
車を売却する場合、いくら程度になるのかチェックしておきましょう。
買取業者1店舗だけで査定してもらうと、損をする場合も。
損をしないためには、複数の業者から見積もりをもらって比較するのがおすすめです。
また買取業者だけでなく、インターネット上にある査定サイトを用いて査定金額をチェックしておくのも良いでしょう。
③各種保険の引継ぎ・切り替えをチェック
各種保険の引継ぎや切り替えについて、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 自賠責保険の有効期間をチェック
有効期間を確認し、まだ残っているかを確かめてください。期間が残っている場合、査定額に上乗せしてもらえる可能性もあります。 - 任意保険の切り替え手続きも行う
任意保険は自動的には切り替わってくれないため、手続きを忘れないでください。等級の引き継ぎなどができる可能性もあるので、余裕を持って手続きを進めておくのがおすすめです。
ちなみに新しい車を取得して30日の猶予期間以内に手続きすれば、新しい車での事故も保証されます。
④ローン残債のチェック
ローンが残っているか確認しておくのも、大切なポイント。
ローン会社を通し、残債があるかチェックしましょう。
ローン残債がある場合、査定額から引かれた金額を買取価格として受け取れます。
⑤必要な書類のチェック
どのような書類が必要となるかをチェックし、準備を始めておきましょう。
購入の際に必要となる主なものは、以下の通りです。
- 実印(軽自動車の場合は認印)
- 印鑑証明書(普通車のみ)
- 車庫証明書(普通車のみ)
- 住民票(軽自動車のみ)
- 委任状
車を売る際に必要となるものは、以下の通りです。
- 車検証
- 実印(軽自動車の場合は認印でもOK)
- 印鑑証明書(普通車のみ)
- 自動車納税証明書(普通車のみ)
- 譲渡証明書(普通車のみ)
- 委任状(普通車のみ)
- 自賠責保険証
- リサイクル券
- 軽自動車納税証明書(軽自動車のみ)
- 自動車検査記入申請書(軽自動車のみ)
売却や購入を行う直前で慌てないよう、上記を参考に必要な書類をあらかじめチェックしておきましょう。
車の買い替えはベストなタイミングで!
当記事では、車の買い替えを行うおすすめの時期や買い替えの際のチェック項目について紹介しました。
タイミングを誤ると、金銭的に損をする可能性が高まってしまいます。
当記事を参考に、車の買い替えをベストなタイミングで実施しましょう。
ちなみに新しい車を購入した場合、基本的に当日中の納車は新車・中古車ともに行えません。
「良いタイミングを狙ったはずが、納車が遅れてずれてしまった…」ということがないよう、余裕を持って行動することをおすすめします。
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