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エアバッグが展開=廃車はウソ?修理すべきケースも実はあります

事故でエアバッグが開いてしまった。修理すべき?手放すべき?

「エアバッグが開いたら基本的には廃車することになると言われたけど、本当なの?乗り続ける方法はない?」

上記のようにお悩みではありませんか?

車に愛着がある方の場合、「エアバッグが展開したら廃車にするしかない」と聞くと、「本当に乗り続ける方法はないの?」と思ってしまいますよね。

実は、エアバッグが開いてしまった車であっても乗り続けられるケースは存在します。

具体的には、以下のような状況が該当するでしょう。

  • 車両のダメージが少ない
  • 自動車保険が適用になる

ただしエアバッグが展開した車を修理して乗り続けるのには、さまざまなリスクも。

修理して乗り続けたいと思っている方は、しっかりとリスクについても把握しておきましょう。

当記事ではエアバッグの修理にかかる費用や、エアバッグが開いても乗り続けられるケース、修理した際のリスクなどについて解説していきます。

記事を読むことで、「エアバッグが開いた車を修理すべきか廃車にすべきか」という悩みが解消されるでしょう。

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目次

エアバッグの修理代は最低10万円

まずは、エアバッグの修理にかかる費用について見ていきましょう。

エアバッグの修理や交換には、少なくとも10万円程度の費用がかかります。

高級車や外車の場合はさらに高く、50万〜80万円という高額な費用が発生するケースも。

というのも高級車や外車の場合、サイドエアバッグやカーテンエアバッグといった通常と異なるエアバッグがついているケースも多いためです。

サイドエアバッグとは、シートのドア側にあるエアバッグのこと。乗員の胸部にかかる負担を軽減します。

そしてカーテンエアバッグとは、ドアの上のルーフライン(屋根)に沿って搭載されたエアバッグのこと。乗員の頭や胸を守ってくれます。

こうしたエアバッグは、高級車に多く搭載されている傾向にあります。さらにアメリカやドイツの車の場合、サイドエアバッグが標準搭載されています。

エアバッグの種類が増えれば、その分修理費用は普通の車よりもかさんでくるでしょう。

エアバッグの修理が費用が高くなる3つの理由

では、なぜこんなにも高額な費用が発生してしまうのでしょうか。

修理費用が高くなりやすい理由は、主に3つ

  • 仕組みが複雑かつ精工だから
  • 交換するのに多くの部品が必要だから
  • エアバッグ以外の部品も交換が必要だから

仕組みが複雑かつ精工だから

まず1つの理由はエアバッグの仕組みにあります。

乗員の命を守るため、エアバッグは素早く開くことが欠かせません。

そのためエアバッグは、火薬を爆発させて開くことで展開までのスピードを速めています。

ちなみに近年では、エアバッグに限らずシートベルトも。火薬を用いて素早く衝撃に備える仕組みとなっています。

エアバッグやシートベルトは火薬を用いた複雑かつ精度の高い仕組みとなっているため、修理に用いる部品や修理を行う工賃がどうしても高くなってしまうのです。

交換するのに多くの部品が必要だから

2つ目は、エアバッグに関連する部品の多さにあります。

エアバッグを修理・交換する際には、多くの部品を取り替えねばなりません。
例として、以下のようにさまざまなパーツを交換することになります。

  • エアバッグ本体
  • 破裂したハンドル
  • 配線部品
  • シートベルト
  • エアバッグをコントロールするコンピューター
  • クラッシュセンサー(エアバッグを展開させるセンサー)

このように交換する部品が多いため、その分費用もかさんでしまうのです。

エアバッグ以外の部品も交換が必要だから

3つ目は、エアバッグ以外の部品も交換することが多いという点にあります。

エアバッグが作動するような事故に巻き込まれたということは、エアバッグだけでなく車本体にも大きな損傷が見られるはずです。

そうなれば、エアバッグに限らずさまざまなパーツを修理・交換しなければなりません。

エアバッグだけを交換することは基本的になく、他のパーツも込みで修理・交換することになるため、出費は必然的に多くなってしまうのです。

エアバッグが開いた車を乗りづけるケースは稀だがある

上記では、エアバッグの修理にかかる費用や高くなりやすい3つの理由について解説しました。

では実際、エアバッグが開いた車を修理して乗り続けることはできるのでしょうか。

先ほどの通り、エアバッグが開くほどの大きな事故にあった場合、エアバッグ以外のパーツも破損しているケースがほとんどです。

特にフレームを損傷してしまった場合、かなり大規模な修理が必要となるでしょう。

大きな修理を行うことになれば費用も高くなるため、「手放した方がお得」といえてしまう場合がほとんどです。

とはいえ中には、エアバッグが開いた車を大きな金銭的リスクなしで乗り続けられるようなケースも存在します。

次のようなケースに該当する場合は、修理して乗り続けることを検討しても良いでしょう。

  • 車両のダメージが少ない場合
  • 自動車保険が適用になる場合

車両のダメージが少ない場合

車両にあまりダメージが加わらなかった場合は、エアバッグを修理して乗り続けるのも一つの手です。

エアバッグが展開したにも関わらず車両へのダメージが少ない具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 縁石や車停めにぶつかった
  • 転落した後に着地した
  • ジャンプした後に着地した
  • 開いたのが運転席のエアバッグのみだった
  • そのほか、低速の事故など

「エアバッグは大きな事故でしか開かない」と思っている方も多いでしょう。

しかし実のところ、上記のような軽症で済むことのある事故・衝撃であってもエアバッグが開いてしまうことはあるのです。

例えば時速20〜30kmという遅い速度で走っていても、正面から壁などに衝突すれば開いてしまうケースがあります。

また、縁石・車停めへの衝突といった事故未満の衝撃で開くことも。

エアバッグのセンサーは車の下の方に搭載されているので、下部に衝撃を受けると事故でなくても反応してしまうのです。

この場合、「エアバッグは開いたけど車自体はあまり傷ついていない」という結果になることもあるでしょう。

車の損傷が激しくない場合は、廃車にしなくともまだまだ十分に乗り続けられる可能性が大。

したがって、エアバッグだけを直して乗り続けても良いと言えます。

自動車保険が適用になる場合

続いては、自動車保険が適用されるケース。

相手がいる事故の場合、修理費用が対物賠償保険で補償される可能性があります。

また、場合によっては自身の車両保険を使用できるケースもあるでしょう。

保険が適用されるのであれば、エアバッグの修理にかかる高い費用も負担してもらえるため、修理を行って乗り続けるというのも選択肢のひとつになります。

自動車保険を適用する場合、覚えておかねばならないことが2つあります。

経済的全損

1つ目は、経済的全損について。

相手の対物賠償保険で補償された場合、必ずしも修理額のすべてを補償してもらえるわけではありません。

理由は、経済的全損にあります。

経済的全損とは、「修理はできるものの、修理費用が車の時価額よりも高くなってしまう」という状況のことをいいます。

保険によってもらえるお金は、車が事故にあった時の時価が上限となります。

そのため車の価値よりも修理にかかる費用の方が高くなってしまえば、たとえ相手に過失があったとしても、修理費用の全額は払ってもらえなくなるのです。

特に古い車や走ってきた距離が長い車の場合、「価値が低い」と判断されて経済的全損の影響を受けやすくなるため、覚えておきましょう。

保険料が上昇

2つ目は、保険料が上昇するリスクについて。

保険を使うというのは、一見金銭面で見て得に思えるでしょう。しかし保険を利用した場合、来年度の保険料が上がってしまうことについてはしっかりと覚えておかねばなりません。

保険を使った場合の保険料の変化については、ソニー損保のサイトで確認可能。

現在の保険料と等級事故の種類を入力すれば、簡単にシミュレーションが行えます。

ちなみにエアバッグが開く主な原因となる車同士の事故・単独事故の場合は、3等級下がることになります。

保険を使う際は、「来年度の保険料がいくらになるのか」までしっかりと把握しておくのがおすすめです。

修理すると事故車扱いになることも

エアバッグの飛び出た車を修理した場合、事故車として扱われる可能性がある点も覚悟しなければなりません。

エアバッグを修理したことで、「修復歴のある事故車」という扱いになってしまうためです。

修復歴のある事故車扱いとなった場合、将来車を売却する際に価値が下がり、良い値段をつけてもらいにくくなります。

具体的にどの程度価値が下がるのかは、修理の度合いや車の種類によっても異なります。

なお、多くの場合3〜4割程度は価値が落ちると考えてよいでしょう。

車を綺麗に修理し見た目を元通りにしたとしても、修復歴ありという肩書きは消せません。

将来車を売るつもりがある方は、売った際の価値についても考慮した上で修理を検討するようにしましょう。

事故車は修理か廃車して乗り換え?実は事故車も高く売れる

エアバッグがない車は車検に通る?

前述の通り、エアバッグを修理するのには高額な費用がかかります。

そのため中には、「エアバッグ以外だけを直し、エアバッグは交換せずに乗り続けよう」と考えている方もいるでしょう。

では、エアバッグがない車であっても車検に通すことはできるのでしょうか。

車検に通せるかどうかは、車によっても異なります。

まず、元々エアバッグがついていない車の場合は車検に通ります。

たとえば旧車(数十年前に作られた車)の中には、元からエアバッグが搭載されていないものも。

元々ないのであれば、車検には問題なく通せます。

警告灯が点灯している場合は車検に通らない!

一方で、エアバッグ警告灯が点灯している場合は車検に通りません。

エアバッグ警告灯とは、エアバッグに故障や異常がある時に点灯するランプのこと。

こちらの警告灯は、エアバッグを取り外すことでも点灯します。

警告灯がついている車は、車検を受けることができません。

そのため、元々ついているエアバッグを外したりエアバッグが展開したりした状態では、車検自体を行えないということです。

エアバッグを外すと車検に通らないだけでなく、安全面でも大きな危険が伴うことになります。エアバッグがないことで、命を落とす可能性も倍増するでしょう。

エアバッグは高額ですが、命には変えられません。エアバッグは必ず装着するようにしましょう。

エアバッグが展開した車を手放すなら専門業者

エアバッグの修理代は最低10万円と、決して安くはありません。

いくら重要なパーツとはいえ、人によっては「こんなに高いお金は払えない」と感じる方もいるでしょう。

エアバッグの修理に高い費用をかけたくない方は、思い切って車を売ってしまうのも一つの手段です。

とはいえ、エアバッグが展開した車というのはあまり良い値段をつけてもらえません。

特に大きな事故に巻き込まれた場合、エアバッグだけでなく車のさまざまなパーツにも影響を引き起こしているため、車としての価値はかなり低くなっているはずです。

売却したディーラーなどに「この車はもう乗れないので廃車にするしかない」と判断された場合、廃車の処理費用を請求されるケースもあります。

車を買い取ってもらうはずが、逆にお金を取られては相当ショックですよね。

エアバッグが展開した車を手放す際は、事故車専門業者に依頼するのがおすすめです。

事故車専門業者は事故にあって故障した車を専門的に買い取っているため、エアバッグが開くような事故に遭ってしまった車でも高値での買取が期待できます。

当サイト「廃車買取のタウ」も、事故車専門業者のひとつ。

廃車に詳しいプロのスタッフが揃っているため、本来車を手放す際に発生する面倒な手続きも無料で丸投げできます。

さらに、場合によっては還付金を受け取れるケースも。還付金がもらえれば、買取価格にプラスしてさらに得することができます。

エアバッグが開いた車を手放したい方は、お気軽にご相談ください。

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