- 「アクセルを踏むと異音が聞こえて不安…」
- 「もし修理するとなると、いくらかかるの?」
上記のようにお困りではありませんか?
アクセルを踏んだ際に音が聞こえる場合、車に何かしらの異常が起きている可能性があります。
キーキーゴーゴーなどのアクセルを踏んだときの異音は、実は音の種類によって原因を特定できます。
当記事では、アクセルを踏んだ際に聞こえる異音の原因を8つのタイプに分けて説明するほか、それぞれの修理費を解説します。
後半では、アクセルの修理を依頼する際に気を付けたい3つのポイントについても紹介します。
異音が聞こえて不安を覚えている方は、ぜひお読みください。
「アクセルを踏んだ時かどうかの判断はできないけど、足元から異音がする!」という場合は足回りの異音の正体はコイツ!9種のパターンでわかる原因と修理費用という記事をご参照ください。
【8種】アクセルを踏んだ際の異音の原因と修理費用
冒頭にも触れましたが、アクセルを踏んだ際に出る異音の種類は8つに分類され、音の種類によって原因が特定できます。
修理費用を記載した表を用意したので下記を参考にしてください。
以下では、それぞれの詳細について解説していきます。
音の種類 | 故障の疑いがある箇所 | 修理交換費用 |
バラバラドッドッドッ | 排気系統(マフラーなど) | 35,000〜85,000円程度 |
キーキー | ブレーキパッド | 13,000〜18,000円程度 |
ゴーゴーゴロゴロ | ハブベアリング | 交換しやすい車種の場合:10,000円程度 パーツ代が高価な車種などの場合:100,000円程度程度 |
ウィーン | オルタネーター | 10,000~50,000円程度 |
バスンバスン | スパークプラグ | 2,000円程度 |
ガラガラ | 冷却装置 | 1,000~110,000円程度 |
キュルキュル | クラッチ | 50,000〜150,000円程度 |
カンカンキンキン | エンジン(オーバーヒート) | 冷却水の補充:1,000〜4,000円程度 ウォーターポンプなどの交換:20,000〜70,000円程度 エンジンの交換:200,000〜1000,000円程度 |
「キュルキュル」「カンカンキンキン」については下記の記事で詳しく説明していますので心当たりのある方はぜひ参考にしてみてください。
足回りの異音の正体はコイツ!9種のパターンでわかる原因と修理費用
以下では、それぞれの詳細について解説していきます。
バラバラドッドッドッは排気系統の破損
バラバラドッドッドッという異音が聞こえる場合、マフラーなどの排気系統に破損が見られる可能性があります。
マフラーとは、排出されるガスを抑制したり、発生する音を抑えたりするパーツのことです。
マフラーが破損していた場合、とりわけ大きな異音が鳴るため、周囲に迷惑をかけてしまいます。
さらに、放置すると有毒なガスが発生するリスクもあるため、早めに交換しましょう。
マフラーの交換にかかる費用は、工賃込みで35,000〜85,000円程度です。
キーキーはブレーキパッドの摩耗
キーキーという異音が聞こえてきた場合、ブレーキパッドが摩耗して残量が少なくなっている可能性があります。
ドライバーがブレーキを踏んだ際に、円盤の形をしたパーツを挟んで車の速度を落とし、停車させるのがブレーキパッドの役目です。
ブレーキパッドは、使用すればするほど徐々に摩耗していくパーツです。
そしてキーキーという異音は、ブレーキパッドがすり減り過ぎて残りがほとんどない状態であるというサインの可能性があります。
ブレーキパッドの残量が少ない状態で走り続けると、ブレーキをかける力が弱まります。
するとブレーキを踏んでもすぐに反応せず、停車するまでに時間がかかってしまうことにつながります。
ブレーキを踏んでもすぐに止まれないというのは、ドライブを行う上で非常に危険な状態です。
事故を引き起こすことがないよう、すぐに対処しましょう。
ブレーキパッドが摩耗している場合は、交換を行うことで対処できます。
ブレーキパッドの交換を行う上で発生する費用は、13,000〜18,000円程度です。
ゴーゴーゴロゴロはハブベアリングの劣化
ゴーゴーゴロゴロという音が聞こえてきた場合、ハブベアリングが劣化している可能性があります。
ハブベアリングとは、タイヤを円滑に回転させる役割を持ったパーツのこと。
車のホイールと車本体の間に位置しており、ホイールと車という2つの物体を繋ぐ役割も担っています。
タイヤの数だけ装着されているハブベアリング。
各タイヤの近くに1つずつついており、車の場合は計4つ取り付けられています。
ハブベアリングの劣化が原因で異音が起きている場合、車のスピードを上げれば上げるほどに
異音の大きさが大きくなる場合がほとんどです。
また前輪に異常がある場合、ハンドルを回した際に音が変わることもあります。
ハブベアリングが故障した状態で、走り続けると事故に繋がる可能性があるため、早めに交換を行いましょう。
ハブベアリングの交換は、基本的に素人では行えません。
タイヤの回転をサポートする重要なパーツであるハブベアリングは、専用の機械を使わないと外せないためです。
故障した際は、プロに交換を依頼してください。
ハブベアリングの交換にかかる費用は、10,000〜10万円です。
ハブベアリングの交換が行いやすい車種であれば、10,000円程度で済みます。
対して特殊な形をしていたり、パーツ代が高価な車種であったりする場合、10万円程度かかるケースもあります。
自分がどちらに当てはまるか気になる方は、一度整備工場などの業者に相談してみましょう。
ウィーンはオルタネーターの故障
アクセルを踏むとウィーンという音が聞こえてきた場合にはオルタネーターが故障している可能性があります。
オルタネーターはカーバッテリーの充電やブレーキ制御などの車に必要な電気を生み出す装置になります。
オルタネーターが故障した場合、ブレーキペダルやステアリングが重くなってしまうといった現象が起こる可能性があります。
ハンドルやブレーキ操作の補助に電気を使用することが多く、オルタネーターが故障してしまうと、電気が供給されなくなり、正常に動かなくなります。
そのため、アクセルを踏んだ時にウィーンといういつもと違う音が聞こえた場合は修理を依頼するようにしましょう。
オルタネーターの修理費用は10,000円程度です。
オルタネーターの交換費用は50,000円〜100,000円程度になります。
オルタネーターを交換する場合、軽自動車が50,000円で収まる場合もありますが、普通自動車の場合は100,000円以上かかる場合もあります。
まずは修理業者に依頼して見積もりをしてもらいましょう。
バスンバスンはスパークプラグの故障
アクセルを踏むと「バスンバスン」と聞こえる場合はスパークプラグが故障している可能性があります。
スパークラブとはガソリンを着火させるライターのような役目を担っているパーツで点火プラグとも言われています。
スパークラブが故障してしまうと最悪エンジンがかかりにくくなってしまうという場合があります。
また、エンジンに不具合が出てしまうので、加速しにくかったり燃費が悪くなったりといった症状がでてしまいます。
スパークラブは消耗品なので基本的には長くても普通自動車で20,000㎞、軽自動車で10,000㎞で交換するのが理想的です。
スパークラブは使い捨てになるので異常がある場合には交換を行います。
スパークラブの交換費用は2,000円程度になります。
ただ、上記の交換費用は1気筒あたりになります。
スパークラブは1気筒に1個あるので、交換する必要があるエンジンの気筒が多い場合には必然的に修理費用が高くなります。
ガラガラは冷却装置の故障
アクセルを踏んだ時にガラガラとなる場合には冷却装置が故障して冷却水が漏れている可能性があります。
冷却水は熱くなってしまうエンジンを冷やすことにより、エンジンの性能を保ってくれます。
冷却水が漏れてしまうとエンジンを十分に冷やすことができなくなり、オーバーヒートの原因になってしまいます。
冷却装置の修理・交換費用は1,000〜2,000円程になります。
冷却水を冷やしているラジエーター本体が故障しており、修理する場合には20,000〜50,000円になります。
ラジエーターを交換する場合は40,000〜100,000円程度になります。
ラジエーターの修理は車種によっても大きく変わりますので、詳しい修理費用については修理業者に見積もりをお願いしましょう。
冷却水の漏れを放置してしまうとエンジンが焼き付いてしまい、エンジンの乗せ換えが必要となってしまいます。
ガラガラという音が気になった場合は冷却水が漏れていないか確認するようにしましょう。
修理を依頼する際3つのポイント
アクセルから異音が聞こえてきた場合は、基本的に業者に修理を依頼することになります。
なお修理の依頼方法を誤ると、しっかりと修理を行ってもらえなかったり、思わぬ高額な費用が発生したりすることにも繋がりかねません。
修理を依頼する際、以下3つのポイントに注意することで、スムーズかつ経済的負担を抑えて
修理できる可能性が高まります。
- どの場所からどんな異音が鳴るかをメモしておく
- 複数の業者に相みつを取る
- リビルトパーツを使って修理する
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
どの場所からどんな異音が鳴るかをメモしておく
修理を依頼する前には、聞こえてきた異音について以下のような点に注目し、メモをとっておきましょう。
- どのような状況で鳴ったのか
- どのような音だったのか
- 車のどの場所から聞こえてきたのか
上記が重要となる理由は、「走行中は異音が鳴っていたが、いざ修理に出して業者に見せたら音が鳴らなくなった」というケースもあるためです。
整備士が異音の種類や鳴っている場所などを確認できなかった場合、正しい修理を行うのが難しくなります。
整備士がしっかりと原因を特定し、的確な修理を行うためにも、異音がいつどのような状況で鳴ったのかを明らかにしておくようにしましょう。
複数の業者に相見積もりを取る
修理や交換にかかる費用をできる限り抑えたいという方は、複数の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。
というのも、業者によって工賃が異なるので、相見積もりを取ることで、複数の業者の価格や条件を比較できるからです。
その結果、よりお得に修理を行える可能性が高まります。
複数の業者を訪れる際は、「ディーラーは高くなりやすい」という点についても覚えておくことをおすすめします。
ディーラーでは自動車の販売業をメインで行っているため、ディーラーに修理を依頼してもその場では行ってもらえず、下請けの工場に依頼されることになります。
すると工賃やパーツ代に加えて仲介手数料がプラスで発生するため、自然と費用が高くなってしまうのです。
さらに、ディーラーの下請け工場では基本的に純正品のパーツしか使用していません。
純正品のパーツは、社外品のものに比べると高くなりやすい傾向にあります。
少しでも安く済ませたい方は、仲介手数料が発生せず社外品のパーツを使用してもらえる整備工場に依頼することをおすすめします。
リビルトパーツを使って修理する
リビルトパーツとは、一言で言うと中古パーツのことです。
中の消耗している部品は交換され、機能に問題がないかもきちんとチェックされているため、安心して使用できます。
高品質にも関わらずリビルトパーツは、新品よりも安い値段で手に入れることができます。
車の部品のひとつである、オルタネーターを例に挙げてみましょう。
オルタネーターは、エンジンの起動をサポートするパーツ。新品の場合だと安くても50,000円を超えるのが基本です。
軽自動車の場合は比較的安く済みますが、普通自動車の場合は100,000円近くになることも珍しくありません。
一方でリビルトパーツのオルタネーターの場合、10,000円台の商品がほとんど。
高いものでも、ほとんどが80,000円程度までの価格帯に収まっています。
本来50,000円で買えるオルタネーターを10,000円で購入できた場合、出費を5分の1にまで抑えられたといえますね。
他のパーツであっても、リビルトパーツは新品の3分の1〜5分の1程度の値段で済むケースが多い傾向にあります。
新品であることに強いこだわりを持っている方でなければ、リビルトパーツを使って修理することをおすすめします。
修理費用が高額なら手放すのも一つの手段
車の修理を行う場合、パーツや故障度合いによっては大きな費用が発生するケースもあります。
修理費用があまりにも高額な場合は、車自体を売って手放すというのもひとつの手段です。
売却先としては、ディーラー中古車買取店事故車買取店の3つの選択肢が挙げられます。
まだ使い続けられる車の場合は、ディーラーや中古車買取店でお金を出して買い取ってもらえるケースもあります。
ただし車の損傷度合いが大きい場合、ディーラーや中古買取業者に売っても販路の兼ね合いから良い値段はつけてもらえないケースがほとんど。
損傷の激しい車を売る方、損傷が小さくても売却を検討されている方は事故車買取業者での売却をおすすめします。
事故車買取業者に売れば、中古買取業者では買取が期待できない車であっても、値段をつけてもらえる可能性が高まるためです。
当社タウでは年間9万8千台以上の事故車買取実績を誇り、他社より高額で買取できる独自のノウハウや120か国以上の販売先ネットワークを持っています。
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事故車や故障車を修理せず手放したいと思った方は、ぜひ当社にご相談ください。
まとめ
今回はアクセルを踏んだ時の異音について紹介しました。
アクセルから何か音がなっている時は故障している場合があります。
放置しておくと事故に繋がる可能性もあるので音に違和感を感じたらすぐに修理を行いましょう。
もし修理費が高くなってしまったという場合は車を売却するというのも1つの手段です。
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故障した部分が想像以上に高価で車を手放そうか考えている方はぜひお気軽にタウにご相談ください!